レアル・マドリーは19日にラ・リーガ第18節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのカディス戦に臨む。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、MFエデン・アザールを先発で起用することを明言している。
MFガレス・ベイル、MFマルコ・アセンシオ、FWロドリゴと右ウィングの選手たちが新型コロナに感染したために、このカディス戦で起用される可能性が高まっていたアザール。そして試合前日、アンチェロッティ監督はほぼ戦力外扱いとなっていたベルギー代表MFをスタメンで起用することを認めている。
「明日、エデンをスタメンで起用する。彼が出場するのは、しっかりと練習に取り組んでいたからであり、プレーするに値するからだ。本当によく働いていたね。彼の抱える問題は、いつも100%の状態で練習に取り組めていないことだったが、今はそうできている。練習で示してきたことを本番で示す準備はできているんだよ」
「彼は右サイドでプレーすることに慣れていないし、私はあのポジションでロドリゴとアセンシオの起用を優先してきた。彼は今季後半戦を素晴らしいものにできるし、チームにとって重要な存在にもなれるんだ」
新型コロナウイルスにかかりながら、すでに陰性となったMFルカ・モドリッチは、ラ・リーガのプロトコルではカディス戦出場不可能で、マドリー自治州のプロトコルではワクチンを打っていれば職務活動が可能と、微妙な状況に置かれている。だがアンチェロッティ監督は、いずれにしてもカディス戦は欠場させるつもりだったようだ。
「モドリッチは陰性となったが、しかし練習には取り組んでいない。疲労がたまっているし、熱もでている。明日はプレーしないよ。その後に規則について明確にできればと思う」
バルセロナのチャビ・エルナンデス監督は、順位表で首位レアル・マドリーに大差をつけられながらも「タイトル獲得の可能性を否定することはない」と話していた。その発言について意見を求められたイタリア人指揮官は、次のように返答している。
「現在、彼らは直接的なライバルではない。もっと近くに位置するチームが存在するからね。しかし彼らには順位表を駆け上がってくるだけのクオリティーがあるし、私がバルセロナの監督でもチャビと同じことを言うだろう」




