ブラジル代表のカルロ・アンチェロッティ監督が、フットボール界の過密日程に対して苦言を呈している。
チャンピオンズリーグ、クラブ・ワールドカップが新フォーマットで行われるなどして、試合数がさらに増加したフットボール界。アンチェロッティ監督が率いていたレアル・マドリーであれば、2024-25シーズンにクラブ史上最多となる68試合をこなしている。
毎週、決まって2試合をこなすようなスケジュール感覚を経験したアンチェロッティ監督は、そうした日程が試合のクオリティーを著しく低下させるという見解を示す。イタリア『Il Giornale』とのインタビューで、次のように語った。
「ああ、私たちはあまりに多くの試合をこなしている。パフォーマンスもひどいものさ」
「フットボールはよりアナリティックで、より激しく、よりスピーディーなものとなった。しかしFIFAとUEFAは日程を調整する必要がある。あまりにも試合数が多くて、高いクオリティーが担保されず、負傷者も続出している」
アンチェロッティ監督は現在の過密日程に対して、各国リーグ戦の参加チームを減らすことを提案している。
「リーグ戦のチーム数を20から1に減らすのは良い解決法じゃないかな。そうなれば低いクオリティーの試合は減ることになる。しかし、そのためには関係者全員の同意が必要となるだろうがね」


