ancelotti gulerGetty Images

アンチェロッティ「ラ・リーガはプレミアよりも戦術的にずっと優れている。プレミアはインテンシティーが高い」

10日のラ・リーガ第28節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのセルタ戦に4-0で快勝した。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、低調なパフォーマンスに終始したRBライプツィヒ戦(1-1)から、勝利を取り戻したことに満足感を表している。

レアル・マドリーは21分にセットプレーからFWヴィニシウス・ジュニオールが先制点を記録。さらに79分、再びセットプレーからGKビセンテ・グアイタのオウンゴールを誘発すると、試合終了間際にカルロス・ドミンゲスのオウンゴール、MFアルダ・ギュレルのマドリー加入後初得点が生まれて4-0の勝利を収めている。ラ・リーガ2試合ぶり勝利のマドリーは勝ち点を69に伸ばして、2位ジローナとの勝ち点7差、3位バルセロナとの8差を維持した。

試合後会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、次のような感想を述べている。

「チームが見せたプレーに臨む姿勢、インテンシティー、プレッシングは素晴らしかった。水曜の試合からプレーレベルを引き上げるのは難しくなかったということだ」

「2ゴール目がなかなか生まれないことでプレッシャーもあったが、2-0としてからはとても良かった。残り10試合に突入すればプレッシャーは大きくなる。レアル・マドリーでは引き分けですら危機的状況の前触れになるのだからね

試合終了後、アンチェロッティ間監督はヴィニシウスと何か話し込んでいたが、その理由を問われると次のように返答した。

「彼には『お前が一番だ』と言った。彼はトライするし、先制点も決めてくれた。『最高の選手はお前だ』としか言っていないよ」

「その後、私はリュディガーに近づいて『お前が一番だ』と言い、その次にナチョに『お前こそが最高だよ』と口にした。自信を与えていかないといけないからね(笑)」

ヴィニシウスはこの試合の後半、DFオスカル・ミンゲサに後方からユニフォームを引っ張られてドリブルを止められ、その行為に激昂して同選手を突き倒している。審判は両者にイエローカードを提示した。

「ヴィニシウスと話したことは私たちだけの秘密だ。そうしたテーマについて私たちは話し合っているし、今後も話し続けるだろう」

「あの場面で最初に考えたのは、彼のユニフォームが破れたということだった(笑)。イエローカードを出した審判は正しい。ヴィニシウスはそうしたことを止めれば、カードを提示される回数が減るだろう。ただ(ヴィニシウスの)フラストレーションが溜まるのは普通のことだよ」

その一方で、途中出場からマドリー加入後初ゴールを決めたギュレルについては、その才能を称賛している。

「何かをしてくれると確信していたよ。素晴らしい才能だ。利き足ではない右足で素晴らしいゴールを決めてくれたね。彼には素晴らしい未来が待っている。私たちはそう確信しているよ」

マンチェスター・シティMFロドリは、フランス『レキップ』とのインタビューで「ラ・リーガはプレミアと同じリズムでプレーできない。スペインはよりゆっくりで、戦術的だ」と語っていた。この発言について見解を求められたアンチェロッティ監督は、概ね同意している。

「二つのリーグは質が異なるのであり、どちらが良くてどちらが悪いという話ではない。インテンシティーはプレミアの方が高いが、戦術はそこまででもない。一方でラ・リーガは各チームが戦術的にずっと優れているんだ」

アンチェロッティ監督は最後に、MFブラヒム・ディアスがスペイン代表ではなくモロッコ代表を選択したとの報道について言及した。

「スペインには多くの優秀な選手がおり、そこから招集リストを作成するのは容易ではない。彼の決断について私は知らないよ」

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0