レアル・マドリーは9月30日のラ・リーガ第8節、敵地モンティリビでのジローナ戦に3-0で勝利した。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、何よりもチームの守備が素晴らしかったことを強調した。
ジローナとの首位攻防戦をFWホセル、MFオーレリアン・チュアメニ、MFジュード・ベリンガムのゴールで制したマドリー。試合後会見に出席したアンチェロッティ監督は、ジローナの良質な攻撃的フットボールを防ぐことこそが、勝利の鍵を握ったと振り返っている。
「何より強調したいのはチームの守備面での働きだ。自分たちにチャンスを生み出す力があったとしても、相手のジローナも本当に良いフットボールを実践している。決定的だったのは守備なんだよ」
マドリーは2トップの一角FWヴィニシウス・ジュニオールが左に大きく開き、ベリンガムも彼の近くでプレーしていた。その意図はどこにあったのだろうか。
「ヴィニシウスに守備の仕事をさせたくなかった。だからサイドに置いていたんだ。チュアメニがセンターバックの近くでプレーし、守備ブロックに亀裂が入るのを防いでいたわけだしね。チームの守備面の働きは素晴らしかった」
アンチェロッティ監督はまた、左サイドバックにMFエドゥアルド・カマヴィンガを起用した理由も説明している。
「メンディは長らくプレーしていなかった。フラン(・ガルシア)を起用することも考えたが、しかしヴィニがサイドでプレーするとなると、カマヴィンガのようにそのポジションで耐えてくれる選手の方が望ましかったんだ」
この試合の終盤には、DFナチョがFWポルトゥに対してあまりに悪質なスライディングタックルを仕掛けて、一発退場を命じられている。ポルトゥは担架で運ばれることになったが、アンチェロッティ監督は自チームの主将が「思慮を欠いていた」と振り返った。
「ナチョは思慮を欠いていた。いつも適切なプレーを見せる選手なのだがね。私たちは謝罪をした。ジローナの選手が深刻な怪我をしていないことを願っている」
「あのミスは、彼が少し思慮を欠いていたことで生まれた。ナチョ自身も分かっているし、心を痛め、落ち込んでいるよ。そのことについては、誰も疑う必要なんてない」
「ナチョはいつだって、正しいことをしてきた選手なのだから」




