レアル・マドリーは5日にラ・リーガ第20節、敵地ソン・モッシュでのマジョルカ戦に臨む。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、この試合の開催時間に納得がいかないようだ。
マドリーは現地時間2日21時に第17節延期分、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのバレンシア戦(2-0)に臨んだが、マジョルカ戦はFWイ・ガンインがいるためにアジア時間も意識してか、それから65時間後の現地時間5日14時に行われる。
アンチェロッティ監督は、短いインターバルで次の試合を戦わないといけないことについて、不満を隠さなかった。
「私たちは満足していない。(バレンシア戦から)72時間も経たない内にプレーするのは正しいこととは思えないよ。明日、14時にプレーするというのは良いことではない」
「戦わせてもらうよ。戦わなければいけないのだからね」
レアル・マドリーはこのマジョルカ戦後にクラブ・ワールドカップ(8日に準決勝アル・アハリ戦、11日に決勝)に参加。この過密日程で、ローテーションは考えているのだろうか。
「するかもしれない。しかしクラブ・ワールドカップのために休ませることはない。マジョルカに勝つためのスタメンを組むつもりだ。モドリッチやクロースがいようがいまいがね。私たちは精神的にもより良い状態でクラブ・ワールドカップを迎えたい」
アンチェロッティ監督はその一方で、常々騒動の中にいるFWヴィニシウス・ジュニオールについても言及。そのドリブル突破力によって手厳しいファウルとなり、その一方でシミュレーションのような倒れ方も話題となるブラジル人FWだが、アンチェロッティ監督は「フットボーラーのお手本」と形容している。
「私にとってヴィニシウスはフットボーラーのお手本だ。若い子は彼のように素晴らしいクオリティーを持つ選手が好きなんだよ。私の孫たちは彼のユニフォームを持っているし、ほかの選手のものはほしくないんだ」
バレンシア戦では苛立った様子のDFガブリエウ・パウリスタが同胞ヴィニシウスの両足を刈って一発退場に。この場面もまた大きな話題となり、パウリスタは後に謝罪をしている。
「ヴィニシウスはいつも通り試合への準備を進めている。いつものように違いを生み出そうとするだろう。自分がすべきことに集中しているよ」