レアル・マドリーを率いるカルロ・アンチェロッティ監督のユニークな選手称賛が話題となっている。
16日にスペイン・スーパーカップ決勝アスレティック・ビルバオ戦に2-0で勝利し、2年ぶり12回目の優勝を飾ったマドリー。タイトル獲得後とあって、アンチェロッティ監督は普段よりリラックスした様子で、記者会見でも饒舌だった。
そうした中でイタリア人指揮官は、マドリーの選手たちがどれだけタイトルを獲得しても自惚れないことを、ユニークな表現でもって称賛している。
「彼らはいくつもタイトルを獲得しているのに団結心を持ち続けている。選手が多くの成功をつかんだときには、自分が一番男前で、世界で最も優れた選手だと思い込んでしまい、自分を犠牲にする気持ちがなくなっていくものだ。しかし幸運にも、ここの選手たちの献身性は今なお素晴らしい。彼らは自分たちのことを男前だと思っていないんだ」
「……まあ、確かに彼らは男前じゃないな。凄まじく不細工だよ(笑)」
この言葉で会見場に笑いをもたらしたアンチェロッティ監督。その前のトロフィー授与式では、ピッチ上でMFルカ・モドリッチに対して「あそこでパスをミスっただろ、お前」と冗談を飛ばし、それからハグを交わすお茶目な一面も垣間見せていた。


