22日のラ・リーガ第30節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのセルタ戦を2-0で制した。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、MFエドゥアルド・カマヴィンガを「スペシャルな選手」と称賛している。
MFマルコ・アセンシオとDFエデル・ミリトンのゴールでセルタを下したマドリー。彼ら得点者のほか、大きな存在感を放ったがのがカマヴィンガだった。
まず左サイドバックとしてプレーしたフランス代表MFは、FWヴィニシウス・ジュニオールと見事な連係を見せつつ、手堅い守備でもチームに貢献。そして後半途中から本職の中盤でプレーすると、最終ラインを突破したFWイアゴ・アスパスを強烈なスピードで後方から追いかけ、そのボールを奪うことに成功している。ベルナベウは、スタンディングオベーションで彼のことを称えた。
試合後会見に出席したアンチェロッティ監督は、カマヴィンガのことを「スペシャル」な存在と形容。どんなポジションであってもプレーできる、適応力に恵まれた選手との見解を示している。
「カマヴィンガはあらゆる面で並外れたクオリティーを有している。まだまだ向上しているし、どんなポジションでもうまくこなしてしまう。トップ下やセンターバックで起用したとしても、もれなく期待に応えてくれるだろう。彼はスペシャルなんだよ」
アンチェロッティ監督はその一方で、ベルナベウの芝生の状態についても言及。マドリーは先のインターナショナルウィークに今季4回目の芝の張り替えを行ったが、やはり全面改装の工事の影響か、すでに劣悪なコンディションになっていた。
「私たちは芝生に関して問題を抱えており、そのことにも取り組んでいる最中だ。解決法を探さなくてはならない。工事が芝生に影響を与えている」
「今季、私たちは芝を4回張り替えたが、もう一度そうする必要性に迫られている。シティ戦の前にもう一度張り替えることになるだろう」
その一方で、出ずっぱりのFWカリム・ベンゼマについては、ラ・リーガ得点王争いのために起用しているわけではないことを強調した。
「彼はチームのことについて考えている。得点王争いについて、私は興味を持っていない。興味があるのはチームが勝つことだ。調子が良いときの彼は、チームにとってとても重要な存在なんだ」




