レアル・マドリーは20日、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでバルセロナとのクラシコを戦う。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、FWカリム・ベンゼマがこの試合を欠場することを明言している。
前節マジョルカ戦で左足ふくらはぎを痛めたベンゼマ。状態的には、このクラシコにぎりぎり間に合うかどうかと報じられていたが、やはりアンチェロッティ監督に無理して出場させる考えはなかったようだ。イタリア人指揮官は会見で、次のように話している。
「カリム、あとメンディは明日プレーできない。彼らは(インターナショナルウィークの)来週もここに残り、私たちの仕事に取り組むことになる。私たちがリスクを冒したことは一度もない。明日カリムがプレーできないのは練習に参加しておらず、少し痛みがあるからだ」
「彼は34歳であり、こういったことだって起こり得るんだよ。彼が今季抱えてきた問題は些細なもので、今回もすぐ復帰を果たせるだろう。前回復帰したときだって、彼は変わらずに違いを生み出した。今回はこれから2週間働ける時間があり、戻ってきたときに、また違いを生み出してくれるはずだ。明日、彼が出場しないことに不安を感じてはいない」
アンチェロッティ監督はまた、チャビ・エルナンデス監督が復帰して調子を上げているバルセロナについても語った。
「バルセロナのアイデンティティーは決して変わらない。彼らには、はっきりとしたプレースタイルがある。チャビはそのスタイルを血肉化しており、だからこそ素晴らしいことを成し遂げているんだ。バルセロナはとても良くなったし、素晴らしいダイナミズムがある。見事なプレーを見せる完璧なチームだよ」
バルセロナのアイデンティティー、プレースタイルはもちろんポゼッションフットボールだが、ではレアル・マドリーはどういったプレースタイルを持っているのだろうか。
「レアル・マドリーのスタイルは選手たちの特徴から具現化されなければならない。というより、全チームがそう考えなくてはいけないんだ。だからこそ、私は何も拒絶することがないし、選手たちが快適にプレーできるよう試みる。無理強いをすることはないんだ」
「私にとって、フットボールのスタイルとアイデンティティーは一つじゃない。ここではあらゆることを実践できる。このチームのクオリティーは凄まじいからね」




