12日のラ・リーガ第17節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのアトレティコ・マドリー戦に2-0で勝利した。カルロ・アンチェロッティ監督は、選手たちが団結して、チームとしてプレーしていることへの満足感を表している。
前半にFWカリム・ベンゼマ、後半にMFマルコ・アセンシオがゴールを決めてダービーを制したマドリー。22日間で7連戦というエベレストを見事全勝で登頂したマドリーは勝ち点を42として、2位セビージャ(1試合未消化)に8差をつけて首位を快走。4位アトレティコ(こちらも1試合未消化)はマドリーに勝ち点13差をつけられることになった。
まさに絶好調のマドリーだが、試合後会見に出席したアンチェロッティ監督はそれが「アンチェロッティ効果か?」問われて、次のように返答している。
「アンチェロッティ効果ではないと思うよ。このチームならば、私は落ち着いたままでいられる。ピッチ上で何をしてくれるか分かっているからね。彼らは見事にゲームをコントロールし、守備でも団結している。これこそがチームなんだ。彼らは素晴らしいクオリティーを持っている選手たち、というだけではない。試合に勝利するために一枚岩にもなれる、クオリティーの高いチームなんだよ」
「チームの攻撃と守備、どちらを好んでいるか? 私たちは守備面を改善した。今のチームは、より手堅くなっている。プレッシングはそこまで前から仕掛けるわけではないが、私たちにとってはその方が都合が良いんだ。そうすることでアタッカーたちを速攻で生かせるからね」
また、この試合で大きな存在感を放ったMFルカ・モドリッチについても言及している。
「彼を祝福したよ。凄まじかったね。どんなことを言ったのかは正確に覚えていないが、しかしスペクタクルなパフォーマンスだった。ボールを持っても持っていなくても素晴らしい意思の強さでプレーしていたし、並外れている」
一方で、この試合の全2ゴールをアシストしたFWヴィニシウス・ジュニオールについては、次のように語った。
「彼は彼自身で向上している。私から多くの話をしているわけではない。そこまで言う必要はないからね。いつも言うのは、効果的なプレーをしてくれということだ。ドリブルするためにドリブルをするのではなく、適切にドリブルをして、適切にパスを出して、適切にシュートを打つ。チームの助けとならなくてはいけないんだよ」




