7日のラ・リーガ第9節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのオサスナ戦に4-0で快勝した。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、MFジュード・ベリンガムの得点力への驚きを隠せなかった。
ベリンガムはこの試合の9分に先制点を決め、54分にチーム2点目も記録。今季公式戦記録を10試合10得点3アシストとした。
アンチェロッティ監督はイングランド代表MFへの称賛を惜しまない。試合後会見で、次のように語っている。
「ベリンガムはいつも通りだ。前方に多くの可能性を見つけてくれる。チームの攻撃に完全に集中できているね。彼は固まったポジションがないのが利点なんだよ。チームメートと連係しながら、2列目から見事な飛び出しを見せてくれる。彼についてはあらゆる面で驚かせてくれるが、とりわけ得点力については誰もここまでとは予想していなかった」
「彼について驚くのは、その成熟ぶりだ。20歳であることを忘れさせてしまう。本当に成熟していてインテリジェンスのある選手だが、それでいて地に足がついており、責任感もあるね」
「今後ベリンガムの対策が進むって? もっと固定のポジションでプレーしている選手の方が対策は簡単だ。彼は中、外、後方とどこにでも顔を出すとてもダイナミックな選手で、そして飛び出しもある。類い稀なフィジカルの持ち主すスピードでペナルティーエリア内に飛び込めるんだよ。対策を立てるのはとても難しい」
また、この試合のマドリーのパフォーマンスが良質なものだったと意見されると、こう返した。
「マドリーが良いフットボールを見せているって? それはいつからの話だ? 私にしてみればマドリーはいつだって良いフットボールをしている。そもそも良いプレーというのは捉え方次第だ。私は多くのチームの良いプレーを見てきた。ボールを持った良いプレーも、持っていない良いプレーもね」
「私たちの後方はソリッドだった。チュアメニはセンターバックとして初めてプレーし、極上のパフォーマンスを見せてくれたよ。私たちのプレッシングは素晴らしく、全体的にコンパクトだった。アトレティコに敗れてから私たちの守備面を改善されたんだ。批判は歓迎だよ。君たち(報道陣)のアトレティコ戦後の批判には、とても感謝している」
DFエデル・ミリトン、DFダビド・アラバの負傷とDFナチョの出場停止によって、アンチェロッティ監督はMFオーレリアン・チュアメニをセンターバックで起用。フランス代表MFは手堅い守備のほか、ビルドアップ時に鋭い縦パスも放って存在感を発揮した。
だがMFエドゥアルド・カマヴィンガがあれだけ素晴らしい左サイドバックでのプレーを嫌っているように、チュアメニもセンターバックでのプレーに嫌悪感があるようだ。
「チュアメニはセンターバックでのプレーを嫌っている。また、彼のポジションについても論争が起こることになるのだろう。カマヴィンガの左サイドバックと同じだよ(笑)」
「しかしいつの日か、チュアメニがセンターバック、カマヴィンガが左サイドバックでプレーする試合がやって来るだろうよ(笑)」
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