現地時間29日、AFCチャンピオンズリーグ2022(ACL)は決勝第1戦が行われ、浦和レッズは敵地キング・ファハド国際スタジアムでアル・ヒラル(サウジアラビア)と対戦した。
2017年大会以来5シーズンぶりの優勝を目指す浦和と、大会連覇を狙うアル・ヒラル。奇しくも2019年の決勝と同じカードとなったが、当時はアル・ヒラルの前に屈した浦和にとってはようやく訪れたリベンジの機会となった。
負傷による欠場も懸念されていた酒井が先発し、現状のベストな布陣で臨んだ浦和だが、立ち上がりはホームのアル・ヒラルの勢いに押され、ボールをなかなか保持できず守勢の時間が続く。すると迎えた13分、右サイドを突破したミシャエウの折り返しをGK西川とショルツが譲り合ってしまい、ファーに抜けたボールをフリーとなっていたサーレム・アルドサリが押し込んでアル・ヒラルが先制する。
先制を許した浦和はその後もマイボールの時間が少なくアル・ヒラルのペースで試合が進み、浦和は我慢の展開が続く。28分には伊藤が高い位置でボールを奪ってショートカウンターを仕掛けるが、ラストパスを受けた興梠が足を滑らせてしまいシュートまで持ち込めず。
前半、69%のボールポゼッション率でボール支配したアル・ヒラルは、後半もボールを保持。浦和はしっかりと守備ブロックを構築して奪ってからのカウンターを狙う。
すると迎えた53分、カウンターから大久保が興梠に出したスルーパスはアルブレイヒが足を伸ばしてクリアする。しかしこれがアル・ヒラルのゴールに向かってポストを直撃すると、このこぼれ球にいち早く反応した興梠が押し込み、浦和がやや幸運な形で同点に追いつく。
追いついた浦和は依然としてボールを持たれる展開ではあるものの、前線からの守備が機能し中盤より前で奪う回数が増え、カウンターのチャンスが増えていく。
それでも、前線に高い個の力を擁するアル・ヒラルに対しては一瞬の隙が命取りとなる。66分、エリア内右でボールを受けたマレガの反転シュートが浦和ゴールを襲うが、これはゴール左へとわずかに外れた。
浦和は67分、興梠と小泉を下げてカンテと安居を投入。アル・ヒラルはシンプルにサイドからクロスを入れてイガロとマレガの高さを生かそうとするが、浦和守備陣も落ち着いた対応でクロスを跳ね返していく。
81分、浦和は足をつった酒井と大久保に代えて荻原と早川を投入。85分には伊藤も足をつってしまい、柴戸が投入され交代枠を使い切る。アル・ヒラルにボールを持たれたことでだいぶ消耗している浦和だが、アル・ヒラルの攻勢をしのぎつつ、カウンターで逆転ゴールを狙う。
すると直後の86分、突破を試みたS・アルドサリに対し、岩尾がカード覚悟で抱え込みながらファールで止める。すると倒れたアルドサリが覆いかぶさった岩尾を足で蹴飛ばし、岩尾にはイエローカードが、アルドサリには報復行為でレッドカードが提示された。
10人となったアル・ヒラルだが、ボールを保持して勝ち越し点を奪いに行く姿勢は変わらず。数的優位を得た浦和も前線からの守備の強度は落とさず、アル・ヒラルの猛攻をしのいでいく。
アディショナルタイムは5分と長めに取られたが、どちらも決勝ゴールは生まれず。第1戦は互いに譲らず1-1のドローに終わった。
アジア王者を決める第2戦は5月6日、埼玉スタジアムで行われる。
■試合結果
アル・ヒラル 1-1 浦和
■得点者
アル・ヒラル:S・アルドサリ(13分)
浦和:興梠(53分)




