アヤックスは、モーリス・スタイン監督の解任を発表した。
今夏にヨン・ヘイティンハ監督の後任としてアヤックスの新指揮官に招聘されたスタイン監督。昨シーズンにスパルタ・ロッテルダムを躍進に導いた手腕を期待された同指揮官だが、今シーズンは開幕から大不振に陥り、22日にユトレヒトに敵地で3-4で敗れて降格圏の17位にまで転落した。
そして翌23日、ここまでエールディヴィジで1勝しかできていない事態を受け、アヤックスはスタイン監督の解任を発表。声明の中で「アヤックスとモーリス・スタインは直ちに決別することになる。クラブ首脳陣とスタインはコーチがこのポジションから辞任することで合意した」と伝えた。
アヤックスCEOのヤン・ファン・ハルスト氏は「私たちはこの数カ月間、一生懸命にプロフェッショナルとして一緒に働いてきた。しかし、スポーツ面の成功とチームの成長が欠けていた。これが今日私たちが話し合った理由だ。モーリスも自身が適切な指揮官であるかを心配する発言を残した。私たちはともに決別することが最善であるという決断に至った」と理由を説明した。
なお、スタイン監督の正式な後任は決まっていないが、当面の間、現役時代にアヤックスなどでプレーし、今年からアシスタントコーチを務めるヘドヴィヘス・マドゥーロ氏が暫定的にチームを指揮する。
指揮官交代に踏み切ったアヤックスは26日にヨーロッパリーグのブライトン戦、29日にPSVとの大一番を控えている。


