エールディヴィジは14日第16節が行われ、アヤックスとフェイエノールトが対戦した。
勝ち点26で4位のアヤックスと、同34で2位のフェイエノールト。オランダを代表する2クラブによる“デ・クラシケル”がヨハン・クライフ・アレナで行われた。この試合では板倉滉、そして得点ランク首位(18ゴール)を走る上田綺世と渡辺剛、3人の日本代表選手が先発している。
試合序盤はフェイエノールトがボールを保持し、アヤックスが縦に速い攻撃を狙う展開に。大歓声を受けるアヤックスは13分、勢いそのままにアヤックスが先制に成功。ボックス手前で受けたクラーセンが強烈なミドルシュートを叩き込んだ。ホームチームが良い時間にリードを奪う。
先制後も圧力を高めるアヤックスは、24分にステュアが決定的なシュートを放ったが、ギリギリで渡辺剛がクリア。追加点には至らない。一方で落ち着くことができずに難しい時間が続いたフェイエノールトは、29分に上田綺世がボックス手前でファールを獲得。しかし、このチャンスを活かせない。その後もアヤックスの攻勢が続くが、フェイエノールトはGKベレンロイターのファインセーブもあって最後の最後で耐え続けた。前半はアヤックスが1点リードで折り返す。
後半序盤もアヤックスが勢いを持って入り、47分には分厚い攻撃を仕掛けてチャンスを作る。一方のフェイエノールトも50分、DFラインの背後に飛び出した上田綺世がGKとの一対一を迎えたが、アウトサイドのシュートは枠のわずか右へ外れている。54分にもティンバーのクロスに上田綺世が合わせたが、DFのブロックに阻まれた。フェイエノールトが流れを掴んで押し込んでいくが、ゴールが遠い。
その後も白熱の攻防が続き、互いにチャンスを得るがゴールにつながらないシーンが続く。フェイエノールトは80分、ボックス内に侵入したティンバーのシュートがGKに阻まれる。アヤックスは81分、ゴッツがカットインから際どいシュートを放った。上田綺世は88分、CKの流れからボックス内で巧みにボレーシュートまで持っていったが、枠の上へ外れていった。すると後半アディショナルタイム、17歳モキオが追加点を叩き込んだ。
試合はこのまま終了。アヤックスが2-0でフェイエノールトを下した。これでリーグ戦3連勝を達成している。一方のフェイエノールトは、これが3試合ぶり今季4敗目となっている。




