マジョルカは16日のラ・リーガ第32節、敵地マルティネス・バレーロでのエルチェ戦を0-3で落とした。ハビエル・アギーレ監督は試合後会見で、内容と結果がイコールで結ばれない一戦であったとの見解を示している。マジョルカのオウンドメディアが会見の様子を伝えた。
この試合でもインテンシティー高い守備をベースとするフットボールを見せたアギーレ監督のマジョルカだが、42分にモヒカの先制点を許して前半を終える。メキシコ人指揮官はハーフタイム、ルイス・ガルシア・プラサ前監督が難色を示し続けた久保建英&イ・ガンインを同時起用を決断。マジョルカは後半、日韓コンビを中心にエルチェを攻め立てたが、セットプレーからペドロ・ビガス、ロングボールからイ・ガンインのオウンゴールでさらに2失点を喫して敗れ去ることになった。
アギーレ監督は試合後、次のような感想を述べている。
「私が重視すべきは結果だが、しかしこの目で見たものは好ましかった。チームには規律があったよ。相手のゴールによって失敗はしまったがね。私たちは普通に引き分けられたと思うが、しかし両ペナルティーエリア内で罰せられてしまった。思うに、この結果は私たちが見たことを反映していない。後半、こちらのGKは2回しかプレーに参加していなかった。私たちは主導権を握って、彼らを攻め立てたが、しかしボールが枠内に入りたがらなかった。いずれにしても相手を、エルチェの選手たちを祝福しなければならない」
その一方で久保とイ・ガンインの同時起用については、攻守の安定が取れない危険性があることをちらつかせつつ、それでも満足していることを強調した。
「全員が見たはずだ。彼らは足元にボールを置くこと、立ち向かっていくことを好むエレクトリック(電撃的)な2人だ。一体どういうことかと言えば、フットボールは攻撃をして守備をして、攻撃をして守備をして……というものなのだが、攻撃して、攻撃して、攻撃して、となるとね……。相手のロングボールに注意できず、簡単に0-3とすることを許してしまった」
「彼らは若く、人間的に素晴らしく、働き者だ。出場するに値するし、こちらで良いタイミングを見つけなくてはならない。今日みたいに試合の均衡を崩してもらうためにね。私たちにはゴール、枠内シュート、自分たちへの自信が欠けていた。しかし私はあの2人とチーム全体に満足しているよ」




