アフリカ・ネイションズカップは11日に決勝戦が行われ、ナイジェリア代表とコートジボワール代表が対戦した。
前回王者セネガルやエジプト、モロッコなど優勝候補が次々に姿を消すなど波乱の展開となった今年のアフリカ・ネイションズカップ。決勝戦のカードは、3度の優勝を誇るナイジェリアと、何度も敗退危機に瀕しながらも3度目の大会制覇にあと一歩まで迫った開催国コートジボワールとなった。
アフリカ王者を決める一戦は前半から激しい攻防が続く中、コートジボワールがボールを支配する展開に。しかしシュートは放つもなかなかゴールに繋がらない。すると38分、やや劣勢だったナイジェリアが最初の決定機をものにする。CKから、最後はトロースト=エコングがヘッドを叩き込み、先制に成功した。終盤にオシムヘンが足を痛める場面もあったものの、ナイジェリアが1点をリードして前半を折り返す。
1点ビハインドで後半に入ったコートジボワールだが、その後も試合の主導権は手放さず。すると62分、フリーとなっていたケシエが同点弾を奪った。そして81分、ついに逆転に成功。アディングラのクロスをエースFWアレが決めている。
大歓声を浴びるコートジボワールは、その後は交代カードを切りながら最後まで気を緩めず。2-1で逆転勝利を飾り、母国ファンの前で3度目のアフリカ・ネイションズカップ優勝を飾った。




