「ADIDAS WORLD CUP DAY 2018 新スプリントスパイク発表会」が20日に都内で行われ、イベントには日本代表MF香川真司やFW武藤嘉紀らが出席した。
イベントでは、最初にアディダスでフットボールビジネスユニットシニアマネージャーを務める山口智久氏が登壇。“スプリントスパイク”を手に持ちながら、現代サッカーにおいてのスプリントの重要性を説いた。
続けて、香川も登場。スパイクの重要性を語りつつ、ロシア・ワールドカップへの意気込みを口にした。
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「ブラジルで悔しい思いをして、ただ実際あれが僕らの実力で…。その実力の差を埋めるために一人ひとりが厳しい環境の下、厳しい戦いをしてきて迎える。そういう思いもあり、素晴らしい結果を残せるように。まずは初戦で良いスタートを切れるように、それだけを思って調整をしています」
“SPRINT”SESSIONでは、ポルティモネンセの中島翔哉、ガイナーレ鳥取の代表取締役GMを務める岡野雅行氏、ジュビロ磐田の名波浩監督がゲストに招かれた。イベントでは、中島のプレー映像が流され、岡野氏と名波監督はともに「予測の早さ」を絶賛。欧州で活躍できる要因の一つと話した。
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欧州1年目にして、10ゴール10アシストと大きな成功を収めた中島。しかし、自分のプレーに満足することは少ないと話す。
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「自分では速いなとも思いませんし、もっとできると思っているし、自分に関しては納得行かないプレーが多いですね」
さらに、イベント終盤ではスプリントワールドカップをテーマにしたトークセッションがライブ中継で上映。中島、名波監督に加え、ジュビロ磐田のFW川又堅碁、フォルトゥナ・デュッセルドルフのFW宇佐美貴史、マインツFW武藤嘉紀の豪華な座談会が実現した。
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話題は日本と欧州の違いについて。宇佐美は練習からエキサイトする「勝負へのこだわり」の強さを挙げ、武藤も同じように「貪欲さ」をエピソードとともに説明している。
「特に感じたのはPK。僕が取ったPKでも、(チームメイトが)ボールを離さないし、無視してペナルティースポットにボールを置く」
このPKのエピソードには宇佐美も反応し、「元気くんも『俺が(PKを)蹴るって10回言ったけど、(チームメイトに)11回言われて譲ったと言っていた」と明かした。
イベントの最後にはSPRINT BATTLEと称して、最新スパイクのスプリントを体感する、有志によるバトルが開催。優勝者にはスパイクと、30日に行われるキリンチャレンジカップ・ガーナ戦のチケットがプレゼントされた。
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新たなスパイクに関しては、イベント内で実際に触って履くことも許され、多くの人々が試着を行った。選手たちも口々にその軽さに言及し、驚きを露わに。現役時代、快足で知られた岡野氏は「僕らの頃とは時代が違いますね」と表現していた。