AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)リーグステージでは23日、第3節の蔚山HD FC(韓国)vsヴィッセル神戸が行われた。
第2節終了時点で1勝1分け無敗の神戸が、連敗で最下位に沈む蔚山のホームに乗り込んだ一戦。昨年度のKリーグ1王者対J1リーグ王者という構図となった。
神戸はジェアン・パトリッキや武藤嘉紀、大迫勇也らを先発起用。対する蔚山は日本代表経験もある江坂任をスタメンで送り出した。
一進一退の攻防を繰り広げる中で33分には神戸に決定機。左サイドのパトリッキが右足でクロスを供給すると上手くマークを外した大迫が頭で合わせたがGKチョ・ヒョヌのファインセーブに阻まれる。
スコアレスで迎えた後半、早々の48分に神戸がリードを奪った。ボックス手前中央で蔚山DFがクリアしようとしたボールを奪った宮代大聖がボックス内へと侵攻。やや左へ流れながら左足を素早く振り抜いてネットを揺らす。
神戸ペースが続く62分、今度は大迫のスルーパスに抜け出したパトリッキがボックス内で一対一。そのままネットを揺らしたがオフサイドの判定で得点は認められない。
70分には最初の交代でパトリッキに代えて汰木康也を投入する。攻勢を保つ中で73分には武藤が細かな連係からボックス左深い位置に侵攻してクロスを供給。高く飛び上がった宮代が頭で合わせてこの日2点目を奪い切った。
さらに76分には大迫に代えて佐々木大樹を起用。直後には江坂のスルーパスを起点とする蔚山のカウンターから一対一のピンチを迎えたが、GK前川黛也がチョ・ミンギュのシュートをセーブする。
そして、神戸が最後まで無失点を保ったまま試合終了。神戸が2勝1分け無敗で連勝に突入した一方、蔚山は開幕3連敗を喫している。