AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では3日、グループG第2節の山東泰山(中国)vs横浜F・マリノスが行われた。
開幕節で仁川ユナイテッドに競り負けた横浜FMが、カヤ・イロイロに勝利して白星発進としていた山東とアウェイで対戦。横浜FMは植中朝日やナム・テヒ、水沼宏太らを先発起用した。対する山東はマルアン・フェライニらをスタートから送り出す。
序盤は攻め込まれる場面も目立つ横浜FMだったが30分には決定機を創出。山東陣内中央付近でボールを持った水沼が浮き球のパスを供給するとボックス左のナム・テヒがトラップ。GKワン・ダーレイを引き付けてからシュートを放ったがカバーリングに入ったDFにクリアされる。
スコアは37分に動きを見せた。エウベルがナム・テヒとのワンツーでボックス左に侵攻。中央でフリーとなっていた水沼が折り返しに合わせて先制点を奪い切る。
さらに後半早々の49分、ロングカウンターから右サイドに抜け出したナム・テヒがGKワン・ダーレイを引き付けて折り返しを選択。植中が右足でネットを揺らしたが、VARオンリーレビューによりオフサイドの判定となり得点は認められない。
横浜FMは66分に2枚替え。水沼とエウベルに代えて宮市亮とヤン・マテウスを送り出す。ここから追加点を目指していくが、74分には加藤聖がボールがないところで倒れ込む。最終的に自らの足でピッチを出たものの永戸勝也との交代を強いられる。
終盤には山東が攻勢をかけたものの横浜FMがリードを守り切る形で試合終了。横浜FMは3位のままではあるものの初白星を飾り、2位山東と勝ち点3で並んでいる。
■試合結果
山東泰山 0-1 横浜F・マリノス
■得点者
山東:なし
横浜FM:水沼宏太(37分)