AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では25日、グループステージ第3節が行われた。
グループHでは、ヴァンフォーレ甲府が浙江FC(中国)と対戦。開幕2試合で1勝1分けとしている甲府は、連敗中で最下位に沈む浙江との一戦に向けてピーター・ウタカやジェトゥリオ、品田愛斗らを先発起用した。
試合は開始早々の9分に動きを見せる。浙江ボールの左CKの場面でフリーになっていたルーカス・ポッシニョロが距離のある位置からヘディングシュートを叩きこんだ。甲府にとってはこれが今大会初失点となる。
折り返して迎えた59分にも浙江の助っ人が猛威を振るう。フランコ・アンドリヤシェビッチのスルーパスに抜け出したニャシャ・ムシェクウィに追加点を決められた。その後、甲府がネットを揺らすことはなく試合が終了。0-2で今大会初黒星を喫している。
また、グループGでは横浜F・マリノスとカヤ・イロイロ(フィリピン)が対戦。杉本健勇や西村拓真らを先発させた横浜FMは35分、エウベルのクロスに水沼宏太が頭で合わせて先制する。一度はオフサイドの笛が鳴らされたがVARオンリーレビューによって得点が認められた。
さらに72分、左サイドでボールを持った吉尾海夏が浅い位置で精度の高いクロスを供給。ボックス中央で飛び上がった杉本がヘディングで決め切る。
その後も優位に運ぶ横浜FMは81分にも決定機。山根陸からのパスを受けた水沼がボックス左から右足のアウトで中央に上げるとこれがそのままゴールに吸い込まれた。しかしこれはオフサイドと判定される。
それでも後半ATにもヤン・マテウスのクロスにアンデルソン・ロペスが頭で合わせて決め切ったところで試合が終了。横浜FMが3-0で快勝し、連勝を飾った。