20201204_Kobe(C)Getty images

ACL・GS首位通過決定済みの神戸、最終節で水原三星に敗戦…イニエスタら先発も45分で交代

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は4日にグループGの最終節が行われ、ヴィッセル神戸は水原三星(韓国)と対戦した。

既にグループステージ首位通過を決めている神戸と、勝利したうえで2位・広州恒大(勝ち点5/得失点差0)を得失点差で上回らなければならない3位・水原三星(勝ち点2/得失点差-1)による一戦。この試合の結果に左右されない神戸だが、アンドレス・イニエスタや山口蛍、トーマス・フェルマーレンらを先発させた。

試合は序盤から水原三星がボールを支配し、12分にはボックス右のキム・ミヌがボレーシュートを放つが神戸DFがブロック。神戸にとって苦しい時間が続くものの、決定的なチャンスは簡単には作らせない。

なかなか良い時間を迎えられない中でも0-0で試合を折り返した神戸は後半開始時に3枚替え。イニエスタ、フェルマーレン、渡部博文に代えて古橋亨梧、ドウグラス、菊池流帆を投入し、ラウンド16に向けて調整する意図を強く感じさせる。

そして49分、水原三星ボールの左CKの場面でレフティのイ・キジェがクロスを蹴り込むと飛び上がったキム・ガニが競り合いを制してヘディングシュート。GK前川黛也は動くことができず、水原三星が先制点を奪取した。

反撃に出たい神戸は62分、ボックス手前中央の絶好の位置で得たFKの場面でキッカーのドウグラスが直接狙う。しかし、壁に阻まれて枠を跳ね返された。直後に西大伍に代えて酒井高徳を送り出し、さらに選手を入れ替える。

試合がなく祈るだけだった広州恒大にとっての悲劇が起きたのは68分、水原三星の右CKからボックス内でバウンドしたボールに安井拓也が思わずハンド。PKの笛が鳴り、キッカーのイム・サンヒョプが左下隅に沈めて水原三星が得失点差で広州恒大を上回る。

三浦淳寛監督は直後に安井に代えて郷家友太を投入して5枚の交代カードをすべて使い切った。しかし、神戸が点差を詰めることはなく試合が終了した。

この結果、3位に落ちた広州恒大はグループステージで敗退。2位での通過を決めた水原三星は、ラウンド16でグループH首位通過の横浜F・マリノスと対戦する。

■試合結果
ヴィッセル神戸 0-2 水原三星

■得点者
神戸:なし
水原三星:キム・ガニ(49分)、イム・サンヒョプ(68分)

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