川崎フロンターレを率いる鬼木達監督が敗戦に肩を落としている。試合後の会見で語った。
昨シーズンの明治安田生命J1リーグ王者としてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に臨んだ川崎F。4月30日のグループI最終節では広州FC(中国)と対戦し、1-0で勝利した。
しかし、グループ内での順位はジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)が首位を確定している。川崎Fは2位となり、他組2位同士との成績比較に望みを託す状況となったが、結果的に各組2位の中で上位3チームに入る可能性はなくなった。
試合後、鬼木監督は「最後の最後まで難しいゲームになりました」とこぼしつつ、選手にもプレッシャーがかかっていたと語っている。
「自分たちのやれることがすべてだということでしたが、選手もプレッシャーはあった思う。その中で勝つことで望みをつなぎたかったが、なかなか難しい展開になりました」
さらに、広州戦に臨む時点で川崎Fの首位通過は他力となっていた。鬼木監督は、6試合3勝2分け1敗と苦しい戦績となったことを悔やんでいる。
「1位を目指していた中での2位。すごく残念に思うし、いろいろなレギュレーションがある中で、1位にならないと突破は難しいと思っていた。そういう意味では自分の力不足を感じています」
アジアの戦いを終えた川崎Fは帰国後、5月7日のJ1リーグ第12節で清水エスパルスと対戦。J1リーグにおいても10試合消化時点で鹿島アントラーズに首位の座を明け渡す形となっている中で、良い形のリスタートを切ることはできるのだろうか。
