AFCチャンピオンズリーグ（ACL）決勝第2戦が25日に埼玉スタジアム2002で行われ、浦和レッズはアル・ヒラル（サウジアラビア）に1-0で勝利。2試合合計スコアを2-1とし、浦和が10年ぶりにアジア王者となった。浦和レッズの主将・阿部勇樹は試合後、優勝の喜びを語った。
阿部は「もちろん簡単な試合は1つもなかったし、今日も決して、自分たち選手だけで戦ってるわけではなかった。レッズに携わってる方たちもそうだし、多くのサポーターの方たちも一緒に戦ってくれた。それが非常に力強かった」と、優勝までの道のりを振り返る。
そして「ここで勝つと負けるとでは、だいぶ差がある。勝ち取るために、チームみんなが戦った結果。今日はメンバー18人しか入れなかったですけど、今日入れなかったメンバーもアウェーの地で一緒に戦ってきたので、そういった選手たちと一緒に喜べて良かった」と続けた。
主将としてトロフィーを上げた瞬間の気持ちを聞くと、阿部は「うれしかった。みんな喜んでる顔が、スタンドの顔が見えるから」と回答。「真っ赤なサポーターの笑顔を見るのが一番響く」と、サポーターを笑顔にできたことに満足した様子だ。
さらに、「毎試合、これだけの方に入っていただきたいのは、ぜいたくな話かもしれないですが」と前置きしつつ、多くの方がスタジアムに足を運ぶように努力することが「僕らの責任でもあるし、使命でもある」と語る。そして「この先につなげるための戦いが待っている」と、明治安田生命J1リーグの残り2試合、そしてFIFAクラブワールドカップに向けた意気込みを示した。
