ACA フットボール・パートナーズ(ACAFP)は、明治安田生命J3リーグのFC今治を運営する株式会社:今治.夢スポーツと業務提携契約を締結したことを発表した。
KMSKデインズを中核クラブとするACAFPと今治.夢スポーツは、アジアにおける若手選手の育成において協力・連携することに。元日本代表指揮官で、今治.夢スポーツ代表取締役会長の岡田武史氏が提唱する「岡田メソッド」事業を共同で展開することを目指すことになる。
「岡田メソッド」とは、主体的にプレーできる自立した選手と自律したチームを育てることを目的とした、サッカー指導の方法論。サッカーのプレーの原則である「プレーモデル」を守・破・離の考え方による一貫性指導を行い、16 歳までに身につけさせることを目標としている。
今回の発表では、「日本を含めたアジア全体における競技レベルの底上げに寄与したいと考えており、この度の事業連携では ACAFP が持つグローバルネットワークを通じて、アジア各国への岡田メソッド展開を協力して行い、岡田メソッドを軸にアジアの有望な選手や指導者の育成を支援することを目指します」とその目的について明らかになっている。
岡田氏は今回の提携について「ACAフットボール・パートナーズ小野氏と数度打合せを行い、先方が保有しているアジア諸国のネットワークを通じ、わたしたちが持つ岡田メソッドのノウハウを展開できるのではないかと考えました。アジアの育成組織・指導体制へのメソッド展開において協力し、フットボールの更なる発展を目指したいと思います」と喜びを語っている。
またACAFPのアドバイザーを務める釜本邦茂氏は、「今後の展開が非常に楽しみです。現役時代、ドイツのザールブリュゲンにサッカー留学し右も左も分からない厳しい環境下において自分と向き合い自立して主体的に行動することを学んだことはその後私のサッカー人生を変えました。特に若い時にその体験をすることは選手にとって貴重な一生の財産となるでしょう、日本代表監督を務め日本のサッカー事情に精通する岡田氏とチームのノウハウを、ACAFP が持つグローバルネットワークで広げていけることは誠に有意義であり、また日本のみならずアジアフットボールのさらなる発展を願っております」とコメントを発表した。
