日本代表は現地時間5日、カタール・ワールドカップ（W杯）決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表と対戦し、1-1で迎えたPK戦の末に敗退した。試合後、堂安律がフラッシュインタビューでコメントを残した。
初のベスト8へクロアチアと対戦した日本は43分、ショートコーナーから堂安がクロスを入れると、最後は前田大然が押し込んで先制。しかし、後半序盤に失点して追いつかれると、勝負は延長戦へ。その延長戦でも緊迫した展開が続き、そのままPK戦にもつれ込む。PK戦では南野拓実、三笘薫、吉田麻也が失敗した日本に対してクロアチアは4人中3人が成功。日本の史上初のベスト8はならず、敗退が決まった。
試合後、堂安は「言葉を探すのが難しいですね。後半途中からもっとチャンスをつくれたと僕自身思いますし、PKに関しては誰も責めることはできません。逆に、決めきれなかった試合内容に問題があったと思います」と120分で試合を決められなかったことを悔やんだ。
「本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。期待のすべてに応える気持ちでいましたし、選手全員がすべてをかけて準備をしていましたが、本当に申し訳ないです」
そして、この経験をどのように糧にするか問われた堂安は「いまパッと考えられないですが、受け止めなければいけない現実なので、しっかりと受け止めて前に進んでいきたいと思います」と語った。
堂安は今大会、途中出場のドイツ代表戦で値千金の同点弾をマーク。さらにスペイン代表戦でも同点ゴールを挙げるなど大きなインパクトを残し、日本のベスト16に貢献した。