日本代表DF吉田麻也が19日、オンライン会見でカタール・ワールドカップ(W杯)初戦に向けての調整について語った。
カタールW杯のグループステージでドイツ代表、コスタリカ代表、スペイン代表と同居している日本。17日には国際親善試合のカナダ代表戦も終え、23日にはドイツとの本大会初戦を迎える。
カナダ戦の後半から途中出場となっていた吉田は「調子は良い」と口にしつつ、「良いご飯、良い休養、良いケア、一瞬の隙も見逃さないように準備していきたい」と気を引き締める。また、欧州リーグの半ばである11月開幕の大会に向だが、問題なくコンディションを整えられているようだ。
「落ち着きつつ、良い緊張感を少しずつ盛り上げているところです。カナダ戦まではリーグの疲れもありましたが、昨日(18日)のオフでしっかりリフレッシュできました」
コンディション調整がメインになったとはいえ、1-2でカナダに敗れて直前のテストマッチを終えた日本。とはいえ、ドイツ代表もオマーン代表戦との親善試合を1-0の辛勝で終えていた。
しかし、吉田はドイツが決して万全の状態でなかったことを指摘し、警戒を強めている。
「FWが定まっていない中で誰を使うかは、ドイツも決めかねていると思います。(トーマス)ミュラーなどケガ人もいて、(本大会で)スタメンかそうでないか(判断しかねる選手)を(オマーン戦で)混ぜていました。こんな感じで来るのかなぁという妄想はしています」
テクニックやスピードだけでなく、パワフルな戦いを得意としているドイツ。最後方からチームを支える主将として、吉田のパフォーマンスは大きく試合を左右しそうだが、虎視眈々と初戦へのメンタルを作り上げている。
