日本代表は23日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループE第1節でドイツ代表と対戦し、2-1で逆転勝利した。試合後、劇的逆転弾を挙げたFW浅野拓磨が自身のSNSで心境を語った。
W杯初戦でドイツと相まみえた日本は31分、ダヴィド・ラウムをGK権田修一が倒してしまってPK献上。これをイルカイ・ギュンドアンに決められ、先制を許す。ハーフタイム明けから3バックに変更した日本は後半も苦しむもGK権田の好セーブで凌ぐと、途中出場の堂安律が75分に同点弾をマーク。さらに、83分には最終ライン裏を狙った浅野拓磨が自陣からのフィードを見事なトラップからゴールへ直進し、そのままGKマヌエル・ノイアーの牙城を崩して逆転弾を挙げる。そのまま勝ちきった日本が2-1で勝利し、大金星での白星発進とした。
試合後、劇的弾を挙げた浅野は「この日、この瞬間のためだけに4年半前から準備してきた」とツイートし、「悔しいことも嬉しいこともムカつくことも全てが今日、この瞬間に繋がってる。応援してくれてる方、本当にありがとうございます。批判してくれてる方、感謝はしてないですがそれも今日に繋がってます」と厳しい声も糧にしてきたことを強調し、「まだまだここから頑張ります。感謝」と締めくくった。
浅野は今年9月、右膝内側側副靱帯断裂で長期離脱に。一時はW杯出場が絶望とみられていたが、懸命なリハビリにより代表メンバーに名を連ね、見事にドイツ戦でヒーローとなった。
