pulisic(C)Getty Images

W杯開催国アメリカ、3月も連敗と新体制で苦戦…批判相次ぐプリシッチにアンリは「違う姿を期待しちゃダメ」

苦しむアメリカ代表の状況について、ティエリ・アンリ氏が持論を展開した。

2026年ワールドカップの開催国の1つであるアメリカ。しかし、昨年のコパ・アメリカでは3連敗で大会から姿を消すなど難しい戦いが続き、2024年9月には新たにマウリシオ・ポチェッティーノ監督を迎えた。しかし21日、CONCACAFネーションズリーグ準決勝でパナマに敗れると、23日の3位決定戦でもカナダに1-2と敗れている。

過去1年間で安定した成績を残せず、来年開幕するワールドカップへ向けた準備は順調と言えない状況が続いているアメリカ。そしてカナダ戦でキャプテンマークを巻いたプリシッチに対しては、現地メディアやファンからも批判の声が相次いでいる。

しかし『CBS』に出演したフランス代表OBアンリ氏は、プリシッチについて「彼は素晴らしい選手だし、ヨーロッパのビッグチームでも結果を出している」としつつ、以下のように持論を展開した。

「だが『彼はリーダーにふさわしくない』という主張はやめるべきだ。彼にリーダーになるように強要してはいけないよ。技術面のリーダーなんだ。彼が“執行者”タイプのリーダーだと思うかい? (ジェンナーロ)ガットゥーゾは(アンドレア)ピルロではなかったし、逆もまた然りだ。言っている意味がわかってもらえると嬉しいんだけど……。そしてこれは、彼がこのチームで最高の選手ではないということじゃないよ」

「彼は多くの点で優れているけど、そういったタイプのリーダーシップを持ってはいない。本来の姿と違う何かに仕立て上げるのはやめるべきだ。彼ができることに集中して欲しい。素晴らしい選手なんだからね」

FIFAランキングでは16位につけるアメリカ。6月のインターナショナルウィークではトルコ、スイスと対戦する。

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