U-22日本代表の招集メンバー発表会見が16日に行われ、大岩剛監督がA代表との関係について語った。
3月の活動で欧州へと遠征し、24日にU-22ドイツ代表、27日にU-22ベルギー代表と対戦する日本。強豪との連戦に向けては、藤田譲瑠チマや川﨑颯太、中村拓海らが招集された。
一方で、同時期に活動するA代表に、パリ五輪世代の主力を務めてきた半田陸やバングーナガンデ佳史扶らが招集。それ以外にも継続してA代表でプレーしている久保建英がこの年代となるが、大岩監督は「日本サッカー協会としての基準は個人昇格。上のカテゴリーでやるということが大前提になります」と説明し、相乗効果を生むことに期待した。
「A代表で必要とされる選手であれば我々はそれに応えていく。それによって(パリ五輪世代で)当然チャンスを得る選手もいるわけですし、我々の選手層が厚くなるというサイクルにしていきたいと思っています。それはサッカー協会の基本、基準でもあります。そういう部分では喜ばしいと思っています。彼らも定着することが理想ではありますが、我々のグループに入ってきた時も、A代表経由パリオリンピックとずっと言っていますので、久保建英も含めてですが彼らにはスタンダードを上げるというところに貢献してほしいという気持ちでいます」
とはいえ、パリ五輪本大会は2024年7月に開幕が控えており、その予選を兼ねるU-23アジアカップも同1月に迫る。今回招集されたディフェンスラインの陣容には、クラブでの出場機会確保に苦しむ選手たちもいるが、大岩監督はその中でどう貢献するかを注視すると語った。
「ゲーム勘なのか、ゲーム体力なのか、そういうものが失われている中で何ができるかということは、我々のスタンダードを上げていくうえではリバウンドメンタリティを含めて彼らに求めていきたいと思っています。それ(出場機会の減少)は今後も起こり得るでしょうし、予選の時にはそういう環境で試合に臨むことは予想できることなので、今何ができるかにしっかりフォーカスして、より高いレベルを選手たちを求めています。それを日常に持ち帰ってよりパワーアップする、そういうサイクルにしていきたいと思います」
A代表への飛び級招集を歓迎する姿勢を強調した大岩監督。「A代表経由パリ五輪」というキーワードを掲げている中で、新たにチャンスを得た選手たちの奮起が今後を大きく左右することになるかもしれない。
