U-20日本代表は3日、AFC・U-20アジアカップ・ウズベキスタン2023のグループD第1節でU-20中国代表と対戦した。
前身をAFCユース選手権、AFC・U-19選手権とし、2018年以来の開催となる今大会。今年から名称とともに参加資格がU-19年代ではなくU-20年代となった。
また、今大会で原則ベスト4以上に名を連ねたチームが、同年にインドネシアで開催されるU-20ワールドカップ(W杯)の出場権を獲得することができる(インドネシアがベスト4以上なら準々決勝敗退チームによるプレーオフが実施)。その重要な大会の初戦、日本はMF松木玖生やFW北野颯太、MF横山歩夢らこの世代の注目選手を順当に起用した。
試合は早々の6分に中国が先制。左CKの場面でキッカーのアイフェイエディン・アイシケアーに速く精度の高いボールを蹴り込まれ、リュー・ハオファンに飛び込まれる。競り合いの中でボールがネットに吸い込まれてオウンゴールとなった。
反撃に出る日本は攻勢を強めていくものの守備に専念する中国をなかなか崩し切ることができない。18分には右CKの流れからボックス手前右でボールを持った松田隼風がドリブルで仕掛けてシュート。中国DFに当たってこぼれたところに坂本一彩が反応したがGKリ・ハオに阻まれる。
33分にも右サイドからのクロスが跳ね返されたところで松木が強烈なシュート。中国DFに当たったこぼれ球に横山が詰めたが枠を大きく越えた。人数をかけた崩しやクロス、ドリブルでの仕掛け、ロングボールを織り交ぜつつ揺さぶっていった日本だったが、同点に戻すことができないまま試合を折り返す。
後半に入っても主導権を握りながら得点が遠い日本は56分に2枚替えを敢行。坂本と横山に代えて熊田直紀と佐野航大と、攻撃のテコ入れを図った。
すると66分、ボックス左の佐野がふわりとしたクロスを供給して中央で高く飛び上がった熊田が頭で同点弾。その4分後にもボックス手前左の佐野が右足で上げたクロスに熊田がボレーシュートを試みる。ジャストミートはしなかったが、熊田は目の前にこぼれたボールを冷静にコントロールして右足でシュートを放って逆転弾とした。途中出場選手2名が直接的に関与して立て続けに得点を奪い、冨樫剛一監督の起用に応える。
その後も互いに選手を入れ替えていった試合では終盤にも熊田がボックス内で倒されてPKを獲得。しかし、キッカーを務めた松木のキックは中国の守護神に阻まれた。
それでも、日本がリードを保ったまま試合終了。日本は6日19:00にキックオフを迎えるグループD第2節のU-20キルギス代表戦で連勝を目指す。
■試合結果
U-20日本代表 2-1 U-20中国代表
■得点者
日本:熊田直紀(66分、70分)
中国:オウンゴール(6分)
【今後のスケジュール】
第2節
- 対戦カード:U-20キルギス代表 vs U-20日本代表
- 日時:2023年3月6日(月)19:00キックオフ
- 放送:DAZN独占配信
第3節
- 対戦カード:U-20サウジアラビア代表 vs U-20日本代表
- 日時:2023年3月9日(木)21:00キックオフ
- 放送:DAZN独占配信
※日本時間
※日本戦は決勝トーナメント以降もDAZNで配信予定
