元オランダ代表FWクインシー・プロメスは、13日夜にドバイで逮捕されたようだ。オランダ検察庁の報道官が『デ・テレグラフ』に認めている。
アヤックスやセビージャでプレーし、オランダ代表としても50キャップを誇るプロメス。現在はロシアのスパルタク・モスクワに所属しているが、犯罪組織のメンバーとしてコカイン密輸やいとこを刺した容疑など、様々な事件によりオランダ検察によって起訴され、懲役7年半の有罪判決が下されていた。しかし、オランダとロシアが犯罪者受け渡し条約を結んでいないため、逮捕は免れていたという。
そして『デ・テレグラフ』によると、プロメスは2月末にクラブのドバイキャンプに参加した際、交通事故を起こして現場から逃走。そしてロシアへ出国する際、空港で逮捕されたようだ。最初はドバイの自宅で軟禁された後、現在は刑務所に移送されたと見られている。
なお、オランダとUAEは2023年8月に犯罪者受け渡し条約を締結。オランダ側は引き渡しを要求しており、交渉に時間がかかったものの合意に達したと伝えられている。しかし、時期がいつになるかはまだ未定のようだ。
