マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、アディショナルタイムの長さに不満を示している。
マンチェスター・Cは6日、コミュニティ・シールドでアーセナルと対戦してPK戦の末に敗北。試合の中では77分にコール・パルマ―がネットを揺らしてマンチェスター・Cが先制したが、後半ATの101分にレアンドロ・トロサールが劇的な同点弾を沈めて1-1でPK戦にもつれ込んでいた。
この試合では当初、後半ATは8分と表示されたが、カイル・ウォーカーとトーマス・パーティが接触するアクシデントもあってプレータイムが伸びることとなっている。
なお、国際サッカー評議会(IFAB)は今年7月1日から新競技規則を導入。アディショナルタイムの算出にゴールセレブレーションの時間も含むなど、より厳格に対応することが定められた。
グアルディオラ監督はアーセナル戦後、「煩わしくは思っていないよ。慣れる必要がある」と口にしつつ、不満の言葉も発している。
「1-0で勝っていたからというわけではなく、事実として8分間も延長されるようなことが起きていたとは感じなかったというだけだ。これは国際評議会(IFAB)にとって良い疑問だろう。彼らが選手や監督に相談することはないからね」
また、得点によるATの追加についても問題があると指摘した。
「これからの試合が100分間になるということは確かだ。今日は何も起こらなかったけど(後半AT)が8分間だった。もし得点する度に伸びていたらどうなるか想像してほしい。4-3になっていたらどうだ。7得点、ひとつ決まる度に30秒か45秒だ。明日の午前9時までここでプレーしているだろうね」
一方、アーセナルのミケル・アルテタ監督は「本当に良いことだと思う。あまりにも(実際に空費した時間と)かけ離れていたと思うし、これから各チームはよく考え直さなければね。今後は100分間プレーするための準備をしておかなければならないし、それは毎週起こることだ」と好意的な見解を述べている。