プレミアリーグは24日、レバノンで違法にストリーミングサービスを配信していた運営団体が有罪判決を受けたことを発表した。
プレミアリーグの発表によると、同リーグは『スカイスポーツ』や『Alliance for Creativity and Entertainment(ACE)』と共同で、レバノンで違法にプレミアリーグの試合を配信していた運営団体を刑事告訴。そしてこの団体は、知的財産権およびサイバー犯罪関連の犯罪を含む5件の有罪判決を受けている。
この運営団体には、懲役11カ月と損害賠償として9万ドル(約1356万円)以上の罰金が課されることに。押収されたWebサイトの閉鎖やデバイスの全データ消去、顧客とのコミュニケーションに使用した全アカウントも削除するよう命じられたようだ。
近年、世界中で問題となっているプレミアリーグの違法視聴問題。同リーグの法務顧問であるケヴィン・プラム氏は、今回の訴訟について以下のように語った。
「この訴訟の結果は、世界中の裁判所があらゆる形態の著作権侵害をいかに厳しく扱うか、そしてこの犯罪行為によって責任者が受ける厳しい刑罰を浮き彫りにしている。そして、プレミアリーグが世界中で知的財産を保護するという取り組みを証明するものだ。これは我々や放送パートナーにとって重要であるだけでなく、イングランドフットボールの将来と健全性、ファンの保護にとって不可欠である」
