東京オリンピック(五輪)2020の準決勝が30日に行われ、イギリス女子代表とオーストラリア女子代表が対戦した。
なでしこジャパン(日本女子代表)と同居したグループEを2勝1分け無敗の勝ち点7で首位通過したイギリス。準々決勝では、グループGを1勝1分け1敗の3位で終えたものの、他グループ3位との成績比較により決勝トーナメント進出を果たしたオーストラリアと対戦した。
イギリスの選手のシュートがバーやポストを戦うなど、比較的オーストラリアが押されながらも一進一退の攻防が続いた一戦。スコアが動いたのは35分だった。
オーストラリアが右CKを獲得するとキッカーを務めたのはステフ・カトリー。ボールがボックス中央に蹴り込まれると、高く飛び上がったアラナ・ケネディがヘディングシュートを叩き込んでオーストラリアが先制する。
それでも、折り返して迎えた57分にイギリスが試合を振り出しに戻す。右サイド浅い位置でボールを持ったローレン・ヘンプが左足でクロスを供給。ボックス内で反応したエレン・ホワイトが頭で合わせてネットを揺らした。
さらに66分、またしてもスローインの流れからボックス内やや左でこぼれ球を拾ったホワイトが右足を一閃。なでしことの試合でも得点力を発揮したエースが、試合をひっくり返す2点目を決めた。
そのままイギリスが勝利するかに思われた一戦、終了間際の89分にボックス内でロングボールを胸トラップしたサム・カーが巧みなステップで体制を整えて右足でネットを揺らす。試合は延長戦に突入する。
それでも攻勢を強めるイギリスは延長戦前半の102分にPKを獲得したが、キッカーを務めたキャロライン・ウィアのシュートはGKティーガン・マイカが弾き出す。
イギリスが千載一遇のチャンスを逃したことで勢いづくのはオーストラリアだ。103分、メアリー・ファウラーがボックス左から左足で放ったシュートが理想的な軌道を描いてゴールに吸い込まれた。
さらに延長戦後半の106分にも左サイドからのクロスに飛び込んだカーが頭でネットを揺らして勝負あり。115分にはホワイトがまたしても頭で決めてハットトリックを達成したが、オーストラリアがリードしたまま試合を終えてベスト4入りを果たした。
勝利したオーストラリアは、8月2日の準決勝でスウェーデン女子代表vsなでしこジャパンの勝者と対戦する。
■試合結果
イギリス女子代表 3-4 オーストラリア女子代表
■得点者
イギリス:エレン・ホワイト(57分、66分、115分)
オーストラリア:アラナ・ケネディ(35分)、サム・カー(89分、106分)、メアリー・ファウラー(103分)
