Nicolas Jackson Bayern Munich GFXGetty/GOAL

バイエルン移籍電撃破談に「激怒」?チェルシーFWに識者「必要とされていないクラブに戻るのは…」

チェルシーFWニコラス・ジャクソンは、バイエルン・ミュンヘンへの移籍が破談になったことに激怒しているようだ。

これまでチェルシーで81試合30ゴール12アシストを記録し、今夏にはクラブワールドカップ優勝の経験したジャクソン。しかし、チームは夏の移籍市場でジョアン・ペドロやリアム・デラップを獲得したため、構想から外れることに。そして移籍市場閉幕を目前にして、バイエルンへのレンタル契約が締結間近となっていた。

しかし、30日のフラム戦でデラップが負傷。エンツォ・マレスカ監督は「6~8週間離脱する」と明かしていた。そしてイギリス『BBC』によると、このデラップの離脱によりチェルシーはジャクソンのメディカルチェック許可を取り消し。同選手はすでにミュンヘン入りしていたが、ロンドンへの帰国を命じられることになっている。

そして『BBC』によると、ジャクソン側は1500万ポンド(約30億円)とされるレンタル契約が破談になったことに「憤慨」している模様。移籍市場閉幕が迫る中、レンタル契約の修復に向けて動き出すことになるようだ。しかし現状では、チェルシーの選手として9月17日のチャンピオンズリーグ・バイエルン戦に出場することになる可能性が高いとも指摘されている。

現役時代に長くプレミアリーグで活躍したスティーヴン・ウォーノック氏は、『Final Score』で今回の移籍取り消しについて以下のように語った。

「チェルシーの立場からすれば、今回の決断は理解できる。しかし選手の立場からすれば、決して理想的とは言えないだろう」

「ミュンヘンではすでに興奮と熱狂に包まれていた。あるクラブでは歓迎されなかったが、別のクラブで歓迎されていることで自信が急に湧いてくる。だが、またも自分が必要とされていないクラブに戻らなければならないのだ」

「今は、チェルシーに戻って自分の足跡を刻むチャンスと捉えるしかないだろう。彼はチェルシーでスター選手になれるかもしれないし、メジャータイトルを獲得できるかもしれない。考え方を変えれば、状況を変えることもできるだろう。どちらの道に進みたいか次第だね」

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