Mike-Maignan(C)Getty Images

ミラン、人種差別チャント受け試合が中断…GKメニャンが被害訴え続行を拒否。約10分後に再開、リーグも試合中に声明

セリエAは20日に第21節が開催され、ミランが敵地でウディネーゼと対戦した。

リーグ4連勝を目指すミランは、32分にテオ・エルナンデスの左サイドからの折り返しをロフタス=チークが押し込んで幸先良く先制する。

しかし、直後にアクシデント。ミランのGKメニャンがウディネーゼサポーターからの人種差別チャントを主審に訴えて試合続行を拒否。主審も即座に受け入れ、試合は中断されることに。

チームメイトやウディネーゼの選手たちにも慰められたメニャンは、10分後に試合に戻ることを決断。スタジアムからはブーイングが鳴り響くという異様な空気感の中、再開された。

イタリアサッカー連盟(FIGC)は、2023年に人種差別と闘うための新しいルールを導入。ガイドラインには「肌の色、人種、宗教、民族的出身に関連する理由を含め、ある個人またはグループの人間としての尊厳を侮辱した者は、少なくとも10試合の出場禁止、または適切と考えられるその他の制裁を受ける」と記されている。

セリエA公式の『X』も試合中にポストを更新。「セリエAリーグはあらゆる人種差別を非難する」との声明を出し、人種差別反対を訴えた。

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