マンチェスター・ユナイテッドMFスコット・マクトミネイは、劇的な2ゴールに喜びを爆発させた。
今季は開幕から苦戦が続き、プレミアリーグ7試合で3勝4敗と苦しんでいたマンチェスター・U。7日に行われた第8節ブレントフォード戦でも、本拠地オールド・トラッフォードで終盤までリードを許す展開に。それでも、87分から出場したマクトミネイが後半アディショナルタイムに劇的な2ゴールを叩き込み、2-1の逆転勝利を飾っている。
ヒーローとなったマクトミネイに対し、主将のブルーノ・フェルナンデスも手放しで大絶賛。クラブ公式メディア『MUTV』で「昨季の僕らは交代選手のゴールが最も多かったチームだったと思う。ベンチに座るのは難しいし、誰もがプレーしたいんだ。でも、スコットは10分間で2点を決めたんだよ」と語った。
なおマンチェスター・Uでは、27年間率いた伝説的な名将サー・アレックス・ファーガソン氏の時代に終盤の劇的なゴールが多く、同氏が「審判へプレッシャーを掛けているからアディショナルタイムが長かった」と揶揄する意味も込めて、現地では同クラブの終盤での劇的勝利を“ファーギータイム”と表現している。ブルーノは、今回の勝利はまさに“ファーギータイム”だったと語っている。
「“ファーギータイム”だ。ユナイテッドが試合のこの時間帯に得点するのはよくあることで、“ファーギータイム”の一部。そしてアカデミー出身の選手がゴールを奪うことも必要なんだ。今日はみんながスコットのことを心から嬉しく思っているよ」
チームメイトから絶賛されたマクトミネイだが、試合直前に同クラブのレジェンドであるデイヴィッド・ベッカム氏のドキュメンタリーを視聴し、インスピレーションを受けたことを明かしている。
「2点目のゴールでどう感じたかなんて言葉じゃ言い表せないよ。昨日の夜にベッカムのドキュメンタリーを見ていたんだけど、それでクラブの歴史やその背景にいた人々について知ったんだ。選手もそうだし、受付やキットマン、みんなで力を合わせて人のために戦うのは本当に大切なことだ。僕自身もファンだったわけだし、もっとうまくやっていきたいね」
逆転劇で今季リーグ戦4勝目を挙げたマンチェスター・U。インターナショナルウィーク明けの次節では、敵地でシェフィールド・ユナイテッドと対戦する。
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