Florentino-LuxemburgoGetty Images

ルシェンブルゴ氏、レアル監督解任の真相明かす「試合後のトンネルでペレスから『なぜロナウドを代えたんだね?』と言われた』

ブラジル人監督ルシェンブルゴ氏が、レアル・マドリー指揮官の座を解任された真相を明かしている。

2004年12月末に当時ガラクティコス(銀河系軍団)と呼ばれていたマドリーの監督に就任したルシェンブルゴ氏。2004-05シーズンは低迷していたチームをラ・リーガ2位まで導いたが、翌シーズンにはクラシコに0-3で敗れるなどして12月4日に解任されている。

ブラジルを中心に途切れることのない監督キャリアを構築する名将は、同国から発信されている『ユーチューブ』のチャンネル“Flow Sport Club”とのインタビューに応じて、マドリー指揮官の座を追われたときに実際には何があったのかを告白。マドリーサポーターとフロレンティーノ・ペレス会長との衝突が、解任の直接的な原因であったという。

「私たちはヘタフェとの試合でリードを得ていた。前半にベッカムが退場となってしまったが、それでも1-0で勝っていて、90分にロナウドを下げることにした。一人少ない状況であれば、勝つためにこのまま試合を終わらせるのが普通のことだろう。しかしサポーターは白ハンカチを振って、私を批判し始めたんだ」

「試合が終わてロッカールームに続くトンネルに入ったとき、貴賓席から下りてきたフロレンティーノ・ペレスが待ち受けていた。彼は『セニョール、何があったというんだ?』と語りかけてきて、私は『何でもないことだよ』と返した。するとペレスが『なぜロナウドを代えたんだね?』と聞いてきたから、私からは『会長、私たちは試合に勝っていたんだよ。ファンの心配はしていない。私が気にかけているのはバルセロナなんだ。彼らに追いつきたいと思っている』と言わせてもらったよ」

「するとフロレンティーノ・ペレスは、こう語ったんだ。『レアル・マドリーではプレーとファンのことを考えなくてはならない。金を払っているのは彼らであり、毎試合スタジアムは満杯だ。彼らは興行を見るために金を払っているんだよ』とね。その言葉に対して、私が『会長、自分はここで楽しめていない。私からここに来たいと頼んだわけではないだろう。あなたがブラジルまで契約しに来たんだ。私がすべきと思っていることをさせてくれ』と言うと、彼はそれ以上何も口にしなかった。翌日、私は彼らから別れを告げられたよ」

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