川崎フロンターレFWレアンドロ・ダミアンに、退団の噂が挙がっているようだ。
現在34歳のダミアンは、2012年のロンドン五輪でブラジル代表として参加し、得点王に輝いている世界的ストライカー。2018年冬に川崎Fへのサプライズ加入以降、クラブの躍進を牽引。2度のリーグ優勝(2020、2021)などに貢献し、2021年には最優秀選手賞(MVP)と得点王に輝いている。
しかし、今シーズンは昨年8月に負った右足の負傷が影響。手術を終えて2月に戻るも、出場機会はあまり得られず、ここまでリーグ戦7試合の出場に留まっている状況。さらに、川崎Fは今夏に元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスを補強。ポジション争いが激化している。
ブラジル『Somos Fanáticos Brasil』によると、ダミアンは、来年ブラジルに戻るために荷物をまとめているという。川崎Fとの契約を更新せず、来年には母国に戻るつもりだと報じた。
ジャーナリストのルーカス・コラール記者は、ダミアンが数カ月以内にセリエA(ブラジル)のチームとプレ契約を結ぶ可能性についても言及。日本のクラブとの契約が12月いっぱいで切れるためで、2024年までの期限付きで他のチームと契約することができるとのこと。
ダミアン本人はブラジルの強豪でのプレーを望んでいる模様。選手の現在の優先順位はインテルナシオナルに戻ることだとコラール記者は強調。一方、同クラブはまだダミアンに興味を示しておらず、今のところ、その意志は選手のみにあると伝えられている。
