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日本撃破で3連覇!U-24韓国代表、アジア大会制覇で兵役が3週間に軽減と報道…PSG所属の"至宝"イ・ガンインには「幸いなこと」と仏紙

アジア競技大会を制覇したU-24韓国代表の兵役について報じられている。

中国・杭州で開催されたアジア競技大会。男子サッカーでは7日に決勝戦が行われ、U-24韓国代表がU-22日本代表を2-1で下して大会史上初の3連覇を飾っていた。

フランス『Le Parisien』は、同代表のエースとして活躍したパリ・サンジェルマン(PSG)MFイ・ガンインについて報道。「先週末、韓国代表としてアジア大会で優勝したPSGのMFは、代表チームで初のトロフィーを手にし、さらに重要なこととして、韓国で義務づけられている兵役を軽減する権利を得た」と兵役が軽減されたことを伝えている。優勝メンバーは、通常18カ月の兵役が3週間に短縮されたという。

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同メディアは今夏にPSGに加入したばかりのイ・ガンインが「シーズン序盤、しかも移籍からわずか数週間後に、地球の裏側で行われる代表チームへの合流を許可したパリ関係者の決断は驚きだったかもしれない」と綴りつつ「しかし、そこにはサッカーを超えた別の理由があった」と理由を説明。「この最終的な勝利により、イ・ガンインと彼のチームメイトたちは、兵役の義務期間が最低1年半からわずか3週間に短縮された」と明かしている。

韓国では、18歳から28歳までの健常な男性に兵役義務が課せられている。しかし、オリンピックでメダルを取った選手、アジア大会で1位の選手などの功績を収めたスポーツ選手には免除や軽減が認められている。

前回大会の優勝メンバーである現トッテナムFWソン・フンミンは、544時間の社会奉仕活動という形に。現バイエルン・ミュンヘンのDFキム・ミンジェは昨夏、基礎軍事訓練を受けるために3週間の合宿に参加していた。

最後にフランスメディアは、イ・ガンインの兵役軽減について「PSGにとっても、彼のプロとしてのキャリアにとっても幸いなこと。ビッグクラブでプレーする彼にとっては、その道を歩み続ける助けになるだろう」と指摘。

その中で「しかし、兵役が軽減されたからといって大衆のプレッシャーから解放されるわけではない。彼は国のために懸命にプレーし続けなければならないとも思うだろう。国旗を胸に背負うとき、彼がベストを尽くすことは重要だ。そしてビッグクラブで活躍する彼が、韓国サッカーの発展に大きな影響を与えることを期待している」と同選手への活躍を祈って記事を締めくくっている。

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