20231029_Kawasaki(C)Getty images

残留争い中の柏レイソル、数的優位生かせず手痛いドロー…川崎フロンターレは遠野一発レッドも橘田弾で敗戦回避

明治安田生命J1リーグでは29日、第31節の柏レイソルvs川崎フロンターレが行われた。

他チームが先に今節を終えた中、暫定で17位・湘南ベルマーレと勝ち点1差、J2降格枠の最下位・横浜FCと勝ち点3差で今節を迎えた16位・柏。連勝を目指す9位・川崎Fとの一戦に向けては細谷真大やマテウス・サヴィオ、椎橋慧也らを先発起用した。

立ち上がりの川崎Fの時間をしのいだ柏は40分に反撃する。カウンターからマテウス・サヴィオのパスに抜け出した山田雄士がボックス右に侵攻。右足でGKチョン・ソンリョンとの一対一を制して先制に成功する。

川崎Fは後半スタート時に瀬古樹に代えて遠野大弥を送り出すが54分に不測の事態が発生。遠野の細谷に対するファウルについてVARオンフィールドレビューが行われた末にレッドの判定となり、数的不利での戦いを強いられる。

59分にはマルシーニョに代えてジョアン・シミッチを投入することで中盤のバランスを保とうとする川崎Fだが柏が攻勢を保つ。それでも70分、右サイドの山根視来が低い弾道のクロスを蹴り込むと橘田健人が右足で合わせる。これが決まり、川崎Fが追いつく。

結局、柏が再びリードすることはなく試合が終了。この結果、柏は17位・湘南ベルマーレとの勝ち点差が「2」、J2降格圏の最下位・横浜FCとの勝ち点差が「4」となっている。

■試合結果
柏レイソル 1-1 川崎フロンターレ

■得点者
柏:山田雄士(40分)
川崎F:橘田健人(70分)

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