明治安田生命J1リーグは20日、第36節の清水エスパルスvsサンフレッチェ広島が行われた。
残留争い中の16位・清水(勝ち点33)は今節、10位・広島(勝ち点46)と激突。17位・徳島ヴォルティスの勝ち点30を強く意識する中での戦いとなった。
清水はチアゴ・サンタナや鈴木唯人、西澤健太らを先発起用。広島はエゼキエウや柏好文、青山敏弘らをスタートから送り出している。
試合は30分に動きを見せる鈴木義宜のスルーパスに抜け出した鈴木唯がボックス右から狙うと左ポストに直撃。ボックス中央に走り込んでいたT・サンタナが貴重な先制点を奪取した。
両チームともに積極性の目立つ試合は1点差で折り返しを迎える。55分に広島が柏、浅野雄也、松本泰志に代えて鮎川峻、藤井智也、そして塩谷司を送り出せば、清水も後藤優介に代えて中山克広を投入する。
その後も互いのゴール前を行き来する激しい展開が続く中で63分に広島にチャンス。途中出場の鮎川が巧みなドリブルで清水DFのチェックをずらしてボックス左から左足を振り抜いた。しかし、これはGK権田修一にストップされる。
終盤にかけても交代策を用いて追い込みをかけていく両チームだったが、前半からスコアが動かないまま試合が終了。この結果、清水が勝ち点を「36」にまで積み上げた。
この結果、今節を終えて残り2試合時点での順位は15位・湘南(勝ち点36)、16位・清水(勝ち点36)、17位・徳島(勝ち点33)、18位・大分(勝ち点29)、19位・仙台(勝ち点27)、20位・横浜FC(勝ち点27)の並びに。これにより、横浜FC、仙台、大分のJ2降格が決定した。
■試合結果
清水エスパルス 1-0 サンフレッチェ広島
■得点者
清水:チアゴ・サンタナ(30分)
広島:なし
