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シュヴィルツォク2発の名古屋グランパスがガンバ大阪下して4戦無敗! ACL権獲得の希望をつなぐ

明治安田生命J1リーグは20日、第36節のガンバ大阪vs名古屋グランパスが行われた。

13位・G大阪(勝ち点43)が5位・名古屋(勝ち点62)をホームに迎えた一戦。名古屋は得失点差で後れを取っているものの勝ち点では4位・鹿島アントラーズと並び、3位・ヴィッセル神戸(勝ち点67)と勝ち点差「5」の状態で今節を迎えた。

G大阪は宇佐美貴史やパトリック、井手口陽介らを先発起用。名古屋はシュヴィルツォクや柿谷曜一朗、稲垣祥らをスタメンに選んでこの重要な一戦に臨んだ。

試合は早々の8分に動きを見せる。名古屋のカウンターから柿谷とのワンツーで左サイドを抜け出した相馬勇紀がボックス左に侵攻。最後は中央に折り返すとシュヴィルツォクが落ち着いて左足で合わせた。

支配率を高めて崩しを図ろうとするG大阪だったが、名古屋が効率的にチャンスを作っていく。22分、ボックス右でボールを持った前田直輝が中央に折り返すと柿谷がワントラップでG大阪DFを置き去りに。至近距離から豪快に右足を振り抜いてニアの上を射抜いた。

29分、またしても相馬が左サイドをドリブルで突破して深い位置からマイナス方向に折り返し。ここでもシュヴィルツォクが合わせて名古屋が3点差をつける。

G大阪は折り返して迎えた後半から山本悠樹と高尾瑠に代えて奥野耕平と柳澤亘を投入した。

すると53分に奥野のが高い位置でボールを奪ってショートカウンター。パスをカットしようとした稲垣に当たってゴール方向に向かったボールをGKランゲラックがクリアし切れず、パトリックが押し込んだ。

G大阪は59分にも倉田秋と小野瀬康介に代えて山見大登と福田湧矢を起用。その後も攻勢を保つと、72分には宇佐美のパスに抜け出した柳澤がボックス右から折り返し。混戦が生まれたところでパトリックがまたもネットを揺らしたが、オフサイドの笛が鳴った。

終盤にかけても攻め立てていったG大阪だったが、名古屋が逃げ切る形で試合が終了。4戦無敗とした名古屋は、他会場の結果に関係なく3位でAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得する可能性を次節まで残している。

■試合結果
ガンバ大阪 1-3 名古屋グランパス

■得点者
G大阪:パトリック(53分)
名古屋:シュヴィルツォク(8分、29分)、柿谷曜一朗(22分)

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