JリーグYBCルヴァンカップは21日、準決勝第1戦のセレッソ大阪vs浦和レッズが行われた。
昨年のルヴァン杯でも準決勝で対戦していた両チームが今大会も顔を激突。2年連続決勝進出を目指すホームのC大阪は加藤陸次樹や奥埜博亮、為田大貴ら、昨年のリベンジがかかる浦和は松尾佑介やダヴィド・モーベルグ、岩尾憲らを先発起用した。
試合は開始早々の2分、マテイ・ヨニッチがロングボールを跳ね返したところからピッチ中央付近で受けた奥埜が前線にパス。ボックス手前右の上門知樹が右足を振り抜くと強烈なブレ球のシュートがネットに突き刺さった。距離のある位置からのシュートだったが、GK西川周作でも対応困難な威力と軌道のスーパーゴールでC大阪が先制する。
反撃に出る浦和は5分に決定機を創出。前線でプレスをかけた小泉佳穂が最終ラインのM・ヨニッチからボールを奪い切る。そのままボックス内に侵攻して右足でシュートを放ったが、一対一ではGK清水圭介に軍配が上がった。
その後、C大阪の細かなミスも散見される中で攻勢を強めていく浦和だったが最後の精度を欠き得点には至らず。C大阪のリードで試合を折り返す。
それでも53分、ボックス左でボールを持った明本考浩の折り返しに伊藤敦樹が合わせる。一度はGK清水に阻まれたがこぼれ球を小泉が押し込んで浦和が同点弾かつ貴重なアウェイゴールを奪取した。
再び盛り返したいC大阪は60分に上門に代えて清武弘嗣を起用。それでも浦和に流れが傾いた流れが引き戻せず、70分にさらに加藤に代えてブルーノ・メンデスを送り出す。対する浦和も小泉に代えて江坂任を投入する。
その後も優位に試合を侵攻する浦和だったが決め切ることはできず。結局、同点のまま試合を終えたものの浦和がアウェイゴールによる優位を得ている。
ファイナル進出チームが決定する第2戦は、25日に浦和の本拠地・埼玉スタジアム2002で行われる。
■試合結果
セレッソ大阪 1-1 浦和レッズ
■得点者
C大阪:上門知樹(2分)
浦和:小泉佳穂(53分)
