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20220919_Ishizaki(C)Getty images

昇格目指すJ3カターレ富山が覚悟の指揮官交代「来てくれる監督は報酬面も含め限定される」

カターレ富山は19日、石﨑信弘監督の退任を発表。後任に現ヘッドコーチの小田切道治氏が就くことも併せて伝えられた。

川崎フロンターレや清水エスパルス、柏レイソルなどの指揮官を歴任した経験を持つ石﨑監督は、2021年より富山を指揮。初年度を明治安田生命J3リーグ4位で終えていた。

続く2022シーズンは、25試合消化時点で14勝3分け8敗の5位。J2自動昇格圏の2位松本山雅FCとの勝ち点差が「8」の状態で、残りは9試合となっている。

そして、富山の代表取締役社長を務める左伴繁雄氏は監督交代の理由を「今般の戦績を会社として掲げた『J2復帰』に照らし合わせれば、到底看過出来るものではないこと。また、サッカーの内容に見る課題(詳細は差し控えます)が昨年から大きく改善されていないこと」と公式サイトを通じて説明。残り試合数も考慮し、このタイミングが「限界に来ている」と判断されたとのことだ。

また、後任の選定については「大変申し上げ難い」としながらも「J3カテゴリーに来てくれる監督は、報酬面も含め限定される」と吐露。さらには「ある程度出来上がった型を持っているチームに対して、良いところは継続しながら課題となっている病巣を根治する処方箋を持っていること」や「現在籍選手の長短所を熟知し、それに応じた起用や指導がなされること」などに留意したと強調している。

後任の小田切氏は富山県出身で2009年に富山で引退。2010年に富山のU-15コーチとして指導者業を歩み始め、2021年よりヘッドコーチに就任した。

左伴氏はリリースの中で、小田切氏を後押しする思いを伝えている。

「小田切氏は地元富山出身の監督候補として、十分な研鑽を積んだ上で満を持した起用がなされるべきと考えておりました。しかし、本人が監督未経験ながらも、火中の栗を拾う覚悟を示してくれたクラブ愛は最大限尊重したいと考えます。ならば、この先どういう結果になろうと、任命責任は私にあり、その限りに於いて、彼を最後までサポートし、守っていく所存です」

一方で、石﨑監督に対しても「90分戦えるフィジカルを作り上げ、結果には必ずしも結びつきませんでしたが、軸のしっかりしたスタイルを構築された功績は、決して色褪せるものではありませんし、最大限の感謝と敬意をお伝えしたい」と感謝を表明。覚悟の伝わる人事に踏み切った富山は、ここから浮上していけるのだろうか。

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