明治安田生命J2リーグでは5日、第41節の東京ヴェルディvs栃木SCが行われた。
8試合無敗の4位・東京Vが6試合未勝利の18位・栃木をホームに迎えた一戦。第40節終了時点まで残留争いに巻き込まれていた栃木だったが、前日に大宮アルディージャが敗れたことで残留が確定した後にこの試合を迎えた。
試合は開始から一進一退の攻防が繰り広げられる中で徐々に東京Vが攻勢を強めていく。それでも45分には栃木のカウンターから西谷優希が運んでボックス右にパスを送ると石田凌太郎が右足でシュートを浴びせたがGKマテウスにセーブされる。
その直後にも素早い攻撃からチャンスを迎えようとした栃木だったが西谷がボックス手前右で深澤大輝と交錯。深澤にこの日2枚目の警告が提示されて退場になると城福浩監督をはじめ東京V側が激しく抗議したものの判定は覆らず。スコアレスで折り返した中、東京Vは10人で後半を戦うこととなった。
後半もなかなかスコアは動かず東京Vにとっては耐える時間も続くが82分に動きを見せる。ボックス手前中央やや距離のある位置で得たFKで中原輝が直接狙う。左足でゴール右上隅を射抜く完璧なコースのシュートを決めて東京Vが先制に成功する。そして、試合は東京Vがリードを保つ形で終了した。
また、J1昇格プレーオフ争いを続けるジェフユナイテッド千葉はアウェイでザスパクサツ群馬と対戦。試合は群馬が後半半ばに先制したものの田中和樹と呉屋大翔の得点で逆転した千葉が2-1で競り勝ち、勝ち点67に到達。
これらの結果、残り1試合時点で2位・清水エスパルス(勝ち点73)、3位・ジュビロ磐田(勝ち点72)、そして東京V(勝ち点72)がJ1自動昇格枠の可能性を残すことに。
3位から6位までのJ1昇格POは清水、磐田、東京Vのいずれかで3位と4位の2枠が決定済み。残す5位と6位の枠を千葉をはじめ、勝ち点64で並ぶ6位・ヴァンフォーレ甲府、7位・モンテディオ山形、勝ち点62の8位・V・ファーレン長崎で争うこととなった。
■試合結果
東京ヴェルディ 1-0 栃木SC
■得点者
東京V:中原輝(82分)
栃木:なし
