20230605_Ito(C)Getty images

アルビレックス新潟がMF伊藤涼太郎のシント=トロイデン完全移籍を正式発表! 「申し訳なく思う気持ちも…」

アルビレックス新潟は5日、MF伊藤涼太郎がベルギー1部シント=トロイデンに完全移籍することを発表した。

2016年に浦和レッズでプロキャリアをスタートさせた伊藤は、水戸ホーリーホックや大分トリニータへのレンタルを経て2022年に新潟に完全移籍。シーズン途中から頭角を現すと、2022シーズンは明治安田生命J2リーグ42試合9得点を記録してJ1昇格の立役者の一人となった。

カテゴリが上がった2023シーズンも開幕から攻撃のキーマンとしてプレーし、2・3月度のJ1リーグ月間MVPにも選出。ドリブル、パス、シュートと三拍子揃った攻撃性能を生かし、今季ここまでJ1リーグ16試合7得点を記録している。

25歳で初の海外挑戦に臨むこととなった伊藤は、クラブ公式サイトを通じて「アルビレックス新潟に加入してから1年半の間、サポーターの皆さんからたくさんの愛情を注いでいただいたことに、心から感謝しています。これまで支えてくださった皆さんと共に、たくさんの嬉しい思い出も悲しい出来事も共有できたと振り返っています。特に昨シーズンは、J2優勝やJ1昇格という素晴らしい結果をつかみ、新潟全体で喜び合えたことが、本当に嬉しい瞬間でした」と振り返り、以下のように感謝を続けた。

「過去の自分は、J1の舞台でなかなか活躍できずにいました。そんな自分を新潟は迎え入れてくれて、出場機会をいただけたからこそ、海外クラブからのオファーが現実のものとなったと、感謝してもしきれない気持ちです。『今季はタイトルを獲る』と言い続けたにもかかわらず、シーズン途中で移籍することを申し訳なく思う気持ちも強いのですが、この目標はチームメイトを信じて託して、海外で挑戦してきたいと思います。初めての海外挑戦となりますが、自分の活躍を皆さんに届けられるように努力を続けていきますので、これからも伊藤涼太郎を応援していただけると嬉しいです。短い期間でしたが、たくさんの拍手とご声援をいただき、本当にありがとうございました」

なお、新潟は完全移籍でのクラブ間の基本合意に達したと説明しており、伊藤は今後にメディカルチェックを経て正式契約を結ぶ予定とのこと。11日にホームで行われるJ1リーグ第17節の京都サンガF.C.戦後、来場者への挨拶を行う運びとなる。

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