ガンバ大阪は8日、DF中野伸哉がサガン鳥栖から期限付き移籍加入することを発表した。期間は2024年1月31日までとなる。
鳥栖の下部組織で育った中野は2020年8月に16歳11カ月15日で明治安田生命J1リーグデビューを果たし、クラブ史上最年少出場記録を更新。翌2021シーズン夏に正式にトップチーム昇格となり、同シーズンはJ1リーグ34試合に出場した。また、世代別日本代表の常連であることでも知られる。
しかし、2023シーズンはここまでJ1リーグ4試合、JリーグYBCルヴァンカップ3試合、天皇杯2試合の出場にとどまっている。
今月17日に20歳の誕生日を控える中野は、G大阪の公式サイトを通じて「ガンバ大阪という素晴らしいクラブに来ることができて大変嬉しく思います! ガンバ大阪のために覚悟を持ってプレーします! チームに早く馴染み試合に出場しチームの勝利に貢献できるように頑張りますので応援よろしくお願いします! 」と意気込んだ。
一方の鳥栖に対しては、「ジュニアユースから7年半お世話になったサガン鳥栖を離れるのはとても寂しいですが、プロサッカー選手としてより活躍するためにこの決断をしました」と説明しつつ、引き続き海外移籍を目指していることを強調している。
「サガン鳥栖から海外に行くと自分の中で決めていたのですが、今シーズン試合になかなか絡めず思うように結果を残すことができなくて悔しい思いでした。なので、ここで一度環境を変え努力し、ひたむきに頑張ってきます。海外に行くという目標は変わらずあるのでブレることなくサッカーに取り組みます」
続けて、周囲への感謝を伝えた。
「サガン鳥栖では素晴らしい選手、監督、スタッフから本当に多くのことを経験させてもらい、その中での学びもたくさんありました。小さい頃からサガン鳥栖で活躍することだけを考え、日々努力してきてプロに昇格できた時はとても嬉しかったですし、プロ初出場の時も初ゴールの時もスタジアムでファン・サポーターの皆さんと一緒に喜び、闘えたことは僕にとってとても大きな財産です。ここまで成長できたのもサガン鳥栖があってこそだと心の底から思います」
最後に「僕に関わってくださった家族、友達、ファン・サポーター、スポンサー様、監督、スタッフに感謝し、これからも活躍できるように謙虚に頑張っていきます。行ってきます! 」と挨拶してメッセージを締めくくっている。


