20230527_Suzuki(C)Getty images

鈴木優磨が気迫の劇的同点ヘッド! サガン鳥栖に追いついた鹿島アントラーズが7戦無敗

明治安田生命J1リーグでは27日、第15節のサガン鳥栖vs鹿島アントラーズが行われた。

ここ3試合無敗の12位・鳥栖が6試合無敗の4位・鹿島をホームに迎えた一戦。鳥栖は岩崎悠人や小野裕二、手塚康平ら、鹿島は鈴木優磨や垣田裕暉、樋口雄太らを先発起用した。

試合の序盤は鳥栖が積極的に仕掛けていき、9分にはボックス中央の小野が左足でシュートを浴びせる。味方がブラインドとなった様子のGK早川友基はやや反応が遅れながらも素早く飛び上がってゴールを死守した。

対する鹿島は12分に左サイドの鈴木がボックス右へと蹴り込む。広瀬陸斗の頭での落としに反応した垣田が中央で右足を振り抜いたものの右ポストに直撃して得点には繋がらない。

スコアが動きを見せたのは27分。ボックス左深い位置でボールを持った小野がファーにクロスを送る。GK早川と競り合った長沼洋一が頭で落としたところ、中央の森谷賢太郎が右足でネットに突き刺した。

それでも34分、ボックス左へのロングボールに反応した鈴木が頭で折り返す。中央でフリーとなっていた名古新太郎がそのまま強烈なヘディングシュートを浴びせて同点弾をマークする。

同点で迎えた後半も一進一退の攻防が続く中、鹿島は58分に仲間隼斗に代えて佐野海舟を投入。鳥栖も62分に森谷に代えて堀米勇輝を送り出し、互いに中盤のバランスに変化を加えていく。

なかなか優勢に持っていくことができない鹿島は67分にも2枚替えで垣田と名古に代えて土居聖真とアルトゥール・カイキを送り出すものの、70分に鳥栖がチャンスをものにする。ボックス手前中央でボールを受けた小野が左足でシュートを放つと右ポストに直撃したが、跳ね返りがGK早川に当たって勝ち越しに成功した。鳥栖は直後に小野をお役御免として河田篤秀を起用する。

鹿島は71分、ボックス内に抜け出したA・カイキが山﨑浩介と接触して転倒。VARオンリーレビューによるチェックが入ったがPKの判定とはならない。

しかし、互いに交代策を駆使して迎えた後半ATに鹿島のエースが気迫のこもった一撃を叩きこむ。左サイドの安西幸輝のクロスに飛び込んだ鈴木が倒れ込みながら頭を振り抜いて強烈なヘディングシュートを突き刺した。

そして、試合は同点のまま終了。鳥栖は今季初の連勝こそ逃したものの4試合無敗とし、鹿島も2試合連続ドローではあるものの7試合無敗としている。

■試合結果
サガン鳥栖 2-2 鹿島アントラーズ

■得点者
鳥栖:森谷賢太郎(27分)、小野裕二(70分)
鹿島:名古新太郎(34分)、鈴木優磨(90+1分)

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