20230401_Kawasaki(C)Getty images

計7発入り乱れる白熱の打ち合い! 川崎フロンターレ、北海道コンサドーレ札幌とのシーソーゲームを制して4戦ぶり白星

明治安田生命J1リーグでは4月1日、第6節の北海道コンサドーレ札幌vs川崎フロンターレが行われた。

開幕から1勝3分け1敗の11位札幌が、1勝2分け2敗で14位に沈む川崎Fをホームに迎えた一戦。札幌は小柏剛や荒野拓馬、福森晃斗ら、川崎Fは宮代大聖や家長昭博、遠野大弥らを先発起用した。

試合が動いたのは7分、札幌ボールの左CKからクロスが流れたところで金子拓郎が右サイドを突破。ボックス内に侵攻して速いクロスを蹴り込むと岡村大八が頭で合わせて先制点を奪取する。

反撃に出る川崎Fは16分に山田新がボックス左へと抜け出す。そのままGKク・ソンユンを抜いてネットを揺らしたもののオフサイドの笛が鳴る。

先制後も前線からのプレスで良いリズムを続ける札幌だが、23分にアクシデントが発生。ピッチ中央付近で瀬古樹と競り合った小林祐希が左足の太もも付近を押さえて倒れ込む。プレー続行不能の判断で馬場晴也との交代を強いられた。

すると25分、GKチョン・ソンリョンのゴールキックがそのまま札幌のボックスまで届くと駆け込んでいた山田がGKク・ソンユンと競り合う。クリアが中途半端になったボールに反応した宮代大聖が無人のゴールに頭で流し込んだ。

それでもそのわずか2分後、ボックス手前左でボールを持った青木亮太が右足でボックス内に蹴り込む。ゴールへ向かう軌道のボールに浅野雄也が頭で合わせて勝ち越しに成功する。

一進一退の攻防の中で川崎Fもギアを上げていく。40分、素早い展開からボックス左に抜け出した山田が福森を振り切って深い位置まで侵攻。中央マイナス方向への折り返しに山根視来が合わせて再び同点とした。

さらに前半AT、札幌陣内中央左付近でボールを奪った家長がGKク・ソンユンの位置を見て左足でシュート。持ち前の精度の高さを見せつける形で枠を捉えて前半のうちに逆転する。

一転して追う展開となった札幌はハーフタイム中に福森に代えてキム・ゴンヒを起用。攻撃の枚数を増やして巻き返しを図るがなかなか動かすことはできず、56分にも小柏に代えて西大伍を送り出す。

すると59分、ボックス手前左からのFKの場面で浅野が左足でクロスを供給。高く飛び上がったキム・ゴンヒが強烈なヘディングシュートをネットに突き刺して指揮官の起用に応える同点弾とした。

終盤に向けて攻撃のテコ入れを図る川崎F。67分に宮代と遠野大弥に代えて小林悠と瀬川祐輔、72分に山田と橘田健人に代えてジョアン・シミッチと車屋紳太郎を投入した。

その後も最終盤に負傷明けのレアンドロ・ダミアンを家長に代えて今季初出場させるなど交代策を駆使した川崎F。すると86分、ボックス手前左からのクロスに反応した瀬川が頭で勝ち越し弾を決め切った。

交代枠を使い切った後半ATには小林がプレー続行不可能となって数的不利を抱える川崎Fだったが、札幌が再度追いつくことはなく試合が終了。タイトル奪還を目指す川崎Fが4試合ぶりとなる今季2度目の白星を飾った一方、札幌は4試合ぶりの黒星を喫している。

■試合結果
北海道コンサドーレ札幌 3-4 川崎フロンターレ

■得点者
札幌:岡村大八(7分)、浅野雄也(27分)、キム・ゴンヒ(59分)
川崎F:宮代大聖(25分)、山根視来(40分)、家長昭博(45+1分)、瀬川祐輔(86分)

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0