20220311_Kashima(C)Getty images

三竿&鈴木弾で鹿島アントラーズが今季初連勝! ヴィッセル神戸は後半攻勢も無得点で今季6戦未勝利

明治安田生命J1リーグでは、第4節のヴィッセル神戸vs鹿島アントラーズが11日に行われた。

ここまでリーグ戦5試合を消化して3分け2敗未勝利の神戸が、3試合で2勝1敗の鹿島をホームに迎えた一戦。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場する関係でより多くの試合を消化している神戸だが、開幕からつまづいて16位に沈む中で臨んだ。

初勝利に向けては、負傷が伝えられている武藤嘉紀と大迫勇也がメンバー外に。アンドレス・イニエスタやセルジ・サンペール、槙野智章らもベンチスタートとなり、リンコンや郷家友太、山口蛍らが先発出場した。

対する鹿島は鈴木優磨や上田綺世、荒木遼太郎、土居聖真など今季ここまでの主力を引き続き先発起用。染野唯月やファン・アラーノらがベンチに入っている。

試合が動いたのは7分。鹿島ボールの左CKで一度は跳ね返されたものの後方の常本佳吾からクロスが供給される。ボックス内のブエノが頭で折り返すと三竿健斗が競り合いながらもネットを揺らした。

その後もなかなか攻撃の形を作ることができない神戸に対して鹿島は統率されたプレスから幾度かカウンターでゴールを脅かす。28分には中坂勇哉のシュートのこぼれ球に詰めた佐々木大樹が同点に戻したかに思われたが、GKクォン・スンテの眼前にいた菊池流帆がプレーに影響したとしてオフサイドがとられる。

神戸はここから徐々に盛り返していくものの前半ATには三竿と交錯して倒れた佐々木が右足を気にした様子でプレーに戻ることができず。小田裕太郎との交代を余儀なくされ、ビハインドのまま試合を折り返した。

後半に入ると早々の51分に樋口雄太に代えて中村亮太朗を投入する鹿島。その3分後に土居が蹴り込んだボールをボックス内の上田が落とし、走り込んだ鈴木が右足で鋭いシュートを放ってゴールを射抜いた。

2点差をつけられた神戸は扇原貴宏と中坂に代えてイニエスタとサンペールを起用。スペシャリティを持つタレントに打開を託すが、リードする鹿島が落ち着いた対応からカウンターを繰り返す展開が続く。

鹿島は71分に鈴木と荒木という攻撃のキーマン2人に代えて染野唯月と仲間隼斗を送り出す。神戸が徐々に高い位置まで侵攻する回数を増やしていくが、鹿島もフレッシュな選手の起用でさらなる追加点の機会をうかがう。

さらに、攻勢を強める中で終盤にはキャリアの中で劇的な得点を数々記録してきた槙野智章を投入する神戸だったが、最後まで得点を奪うことができないまま試合終了。この結果、鹿島が今季初連勝を飾ったのに対し、神戸は6試合で3分け3敗未勝利となっている。

■試合結果
ヴィッセル神戸 0-2 鹿島アントラーズ

■得点者
神戸:なし
鹿島:三竿健斗(7分)、鈴木優磨(54分)

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